思い出はいつまでも (富士見ファンタジア文庫 32-16 卵王子カイルロッドの苦難 9)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.84
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本棚登録 : 212
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829126066

作品紹介・あらすじ

疲労困憊しながらも、イルダーナフに率いられた人々は《第二の神殿》にたどり着いた。古代の力が結集されていると口伝にあった《第二の神殿》-それは地中深くに建設された巨大な地下都市であった。「ミランシャの顔を見てこよう」神殿の中の一室で、カイルロッドはすっかり幸せな気分に浸っていた。そんなささやかな幸せも長くは続かない。カイルロッドは人目を避けるようにして、最強の敵との闘いに赴いた…。世界の行く末は、カイルロッドに委ねられたのだ-。感動の嵐渦巻く第九巻。カイルロッドよ、今こそ死力を尽くして闘え。

感想・レビュー・書評

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  • 90年代のライトノベル。
    富士見ファンタジア文庫代表作「卵王子カイルロッドの苦難」シリーズ。
    中学生の時に読みました。
    現在絶版になっているとの事で「うん?本屋で変えないのか!?」と何か淋しい気分になり、オークションで購入。

    90年代のライトノベルではダントツの面白さ。
    現代のこのジャンルの下敷きと言っても過言ではないでしょう。
    シェイクスピア四大悲劇とかが好きな人はいいかもしれません。
    そのシェイクスピアより、僕はこの作品を今でも思い出せる位の個人的名作。イラストの田中久仁彦氏の絵は秀逸で、このジャンルにありがちの「みんな同じように見える」キャラクターとは一線を画しています。

    ネットの普及により、”外国や自分が見たことないモノが安っぽくなってしまう前の時代”の小説は、僕がその時代で育ってきたことも手伝って本当に面白い。

  •  ついに完結してしまった。全9巻で現れた様々な人物が、様々な形で現れてまさに最終巻といった感じだった。カイルロッドが「あの方の一部」に立ち向かい、消えていった。予想していたが期待していなかった展開だった。その後のメディーナの行動は、「あぁそうか!」といった感じの行動だった。そうやって生まれてきた小さなカイルロッド、イルダーナフから数えれば第3のカイルロッド、が幼い頃のカイルロッドのように元気に駆け回る姿がうれしく思えた。そして、その小さなカイルロッドがセリを好きと言った。僕は、このセリというキャラクタがこの物語の中で一番好きだったので、なんだか嬉しかった。

  • みんなが幸せに……

    優しい子に弱いよ悲しいよ・゚・(ノД`)・゚・

  • 20080618
    半日

  • 最後がせつなかったようなきがする。でもおもしろかった!

  • 9〈卵王子〉カイルロッドの苦難・最終巻

  • 基本的に無駄に虐げられる設定が大嫌いなので、この人の小説は途中でいつも読めなくなります。
    が、この卵王子カイルロッドのシリーズは、最後の感動で帳消しになります。カイルロッドの永遠の幸せを願いたくなるストーリーです。

  • 卵王子カイルロッドの苦難。
    ライトノベルは無理、とかいう方でも読んで欲しい。切なくて手を伸ばしたくなる。

  • <卵王子>カイルロッドの苦難 9巻(完結)

  • 卵王子カイルロッドの苦難シリーズ、全9巻。穏やかに暮らしたいだけなのに、苦難や差別にさらされるカイルロッドが涙を誘います。それでも、彼が人を愛するさまは涙なくしては読めません。

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