スクラップド・プリンセス3 異端者達に捧ぐ鎮魂歌 (富士見ファンタジア文庫 88-4 スクラップド・プリンセス 3)
- KADOKAWA(富士見書房) (1999年9月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829129197
作品紹介・あらすじ
パシフィカ・カスール15歳。黙っていれば一応美少女である。だが、実は彼女は16歳になった時に世界を滅ぼすと予言された「廃棄王女」なのだった。彼女を刺客の手から護るため、シャノン達3姉兄妹は今日もあてのない旅を続けている。そんな彼らの前に、マウゼル教の異教検察官を名乗るベルケンスが現れた。卵料理をご馳走してもらい、すっかりベルケンスと意気投合するパシフィカ。しかし、彼はこの近くに「廃棄王女」が潜んでいるという噂を聞きつけてやってきたのだという。果たして、ベルケンスは新たな刺客なのか?それとも第2の「廃棄王女」がいるとでもいうのか?榊一郎のハートフルファンタジー第3弾、書き下ろしで登場。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
前回の終盤にパシフィカに対する行動が殺害から監視に切り替わったことで今回の物語は関係のない事件に巻き込まれた形だ。
ベルケンスがなかなかいい味をしたキャラクターだった。次に登場する機会があれば良いと思うのだけど、どうかな。
また、エルフィティーネからの視点でのパシフィカの見え方というのもなかなかに面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旅を続ける姉兄妹の前に、マウゼル教の異教検察官を名乗る男が現れた。廃棄少女を探しているという彼は新たな刺客なのか、それとも…。またパシフィカ達の前に現れた「廃棄王女」は何者なのか。
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物語も特に動くことの無い外伝的お話。<br>
ちなみに棄てプリ初の書き下ろしで、今までの2冊はドラマガ連載分の文庫版だそうです。<br> <br>
廃棄王女、廃棄王女と出会うの巻。全体的に漂う退廃感がとてもいいお話。<br>
悪役も悪役然としたステキな馬鹿さ加減で尚素敵。かつ哀れ。うーん悪役。<br>
つーかあの後島の住民どうすんだろ?やっぱ抵抗運動ぽいこと続けんのかね?<br>
・・・退廃的。