フルメタル・パニック! 自慢にならない三冠王? (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829129265

作品紹介・あらすじ

暗い夜道はキケンだぽに-。犠牲者続出。正体不明。巷を騒がすナゾの変態痴漢"ぽに男"の毒牙に、ついに千鳥かなめの親友・恭子までが…!この赦されざる女の敵に、かなめは捨て身の(?)囮捜査を決断。一方、彼女の自称護衛・相良宗介は最新鋭かぶりモノ型秘密メカ装備で"ぽに男"に挑む!友に捧げるミッドナイト・バトルのいきつく未来は、笑いかそれとも騒動か?宗介&かなめの激爆コンビが繰り出す爆音、夜の静寂にとどろき渡る!?(『押し売りのフェティッシュ』より)超過激学園ラブコメ、過激の意味がひと味違う大人気シリーズ。衝撃の5作に書き下ろし1作収録の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 6編のエピソードからなる短編集。今回もドタバタ楽しい。肝試しをする「暗闇のペイシェント」では、お化けだの何だのには全く怖がらない宗介が、真に恐れるものには彼女への「愛(のようなもの)」を感じられて良かった。。また「猫と仔猫のR&R」ではテッサとマオの普段目にすることのできない、喧嘩もするけど仲の良い姉妹のような姿に心温まりますね。そしてなにげにASは如何にして操縦するかという重要な点にも触れられているのが興味深い今回でした。

  • 長編もいいけど、短編もやはり面白いな。
    長編では伺えない登場人物の一面を知る事ができる。陣代高校は生徒会長が優秀なおかげで教師も余裕を持てるだろうと思っていたが、それが気に食わない教師もいたみたいだ。まあ、その為にあんな事をするのは本末転倒だね。
    別の短編ではボン太君が再登場。宗介はあの外見が気に入っているのか…
    最後はテッサとマオの友情物語になるのかな?まあ、テッサが指揮官としても人間としても魅力的である事がよく伝わって来たよ。こちらは宗介とテッサの関係を気になるところだ。

  • 安定のフルメタ短編集。
    「暗闇のペイシェント」が面白かった。宗介に幽霊ぶつけたらそうなるだろうなぁというお決まりの展開だったけど、宗介にとって本当に怖いものが何なのか、っていうのがこういう話の中で見えるのはニヤニヤしてしまう。
    「猫と仔猫のR&R」も良かった。学園ラブコメに留まらず、ミスリル側のエピソードももっと読みたい。

  • う~ん今一つだったなぁ・・・。映像化された作品に関していえば「ふもっふ」で見たほうが面白く感じた。でも夏にラノベ読んでると夏休み感出ていいなぁ・・・!!

  • 敵愾と狂言と変態と齟齬と怪談と休養の話。シリーズ五冊目、短編第三弾。『図解 ガンファイト』で描かれていた「ぬいぐるみを纏ったガンナーのシルエット」の元ネタと、偏執的にポニーテールを愛している友人をその道へ倒錯させた原因が判った。

  • 猫と仔猫のR&Rが好き。やっぱり戦う女の子が私は好きなので、マオとテッサが大好きです。

  • 大きな勘違いで話を進める単純な構成なのに面白い「雄弁なポートレイト」など、相変らず宗介をうまく使ったギャグは全体的に安定している。しかし特に良かったのは割とシリアス寄りの「暗闇のペイシェント」。宗介とかなめの微妙な距離感の表現が凄い。なお、この巻を通していつの間にか瑞樹がなかなか憎めない奴になっているのは随分さり気無くやってのけたなと驚く。あんな事件を起こした娘なのに全然違和感がなく滑り込んでいる。
    また、書き下ろしの「猫と仔猫のR&R」が素晴らしい。ASの解説を織り交ぜながら普段描かれないテッサとマオの話を展開するのには引き込まれる。とにかくテッサが可愛過ぎる。

  • 購買の話と、テッサとマオの話が秀逸でした。

  • 短編集第三巻。「大迷惑のスーサイド」は正直かなめが好きになれない人はこういう部分があるからかなとも考えたけど、敵に容赦しないのは初めからずっとそうだし、作中でも卑劣な相手に同情してしまう空気があるとも言及してるので、かなめの行動も宗介の行動もおかしくはない。ただこれが学校だと思うと後味の悪さはある......。書き下ろしはASの解説にもなってて上手いなあ、と。

  • 短編集第三弾。
    相変わらず日常生活では斜め上にぶっ飛んでるサガラのお話。

    そして長編では語られないテッサとマオの話も。
    今後も短編では学園コメディだけでなく、ミスリル側の話も増えてくるのかな?

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著者プロフィール

東京都出身。小説家。代表作は「フルメタル・パニック!」(通称「フルメタ」)。また、「フルメタ」の十数年後を描くスピンアウト作品「フルメタル・パニック! アナザー」の原案・監修も担当。そのほか、アニメのシリーズ構成、脚本なども手がけている。

「2016年 『甘城ブリリアントパーク8 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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