火の国、風の国物語 2 (富士見ファンタジア文庫 し 1-1-2)
- KADOKAWA(富士見書房) (2008年1月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829132531
作品紹介・あらすじ
この戦には必ず勝たねばならない。たとえいかなる犠牲を払ってでも。青年は城壁から平原を見下ろしていた。敗北は反乱軍の解体と同義なのだから。不落として名高い城砦を陥落させた反乱軍の若き指揮官・ジェレイド。だが、まだ一息つくには早い。目の前には王国軍の大軍が迫っていた。一方、アレスの姿は戦場になかった。著しい戦果を上げた彼は仲間の嫉妬をかい、戦果の報告の命で王都に帰還する。王女・クラウディアの力を借り戦線へ復帰を果たす彼を、さらなる試練が待ち受けていた。トゥールスレン平原で対峙するは王国軍一万に反乱軍一万四千。英雄激突!いざ開戦の時。
感想・レビュー・書評
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今回は反乱軍サイドにも焦点が当てられている。
反乱の原因は貴族の横暴にあったようだ。王国誕生の際に貴族に許可した権限が遠因となっているようだ。たぶん、王国は岐路にたっていると思うが、この反乱を糧に中央集権体制を構築する事ができれば、より発展する事ができるだろう。失敗したらどうなるかな?
それにしても反乱軍の指導者は厄介な性格をしている。味方にすれば心強いが敵にすると面倒臭いことこの上ない。
[more]
反乱軍あらため解放軍は王国スパイをうまく利用し、王国軍の戦力を分断し、野戦での決戦に持ち込むことには成功し、一定の成果を収めたけど、アレスの事だけは予想できなかったみたいだ。
しかし、パンドラの助言に従わず本軍に残っていれば、より被害を減らせた可能性が存在した事を考えるとアレスは苦々しい思いなのだろうな…
パンドラの助言は正しくは無いことはない事が厄介なんだよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白くなってきました。
初めての大規模な対決です。
しかし、黒魔術強力すぎ。
精霊よりも人の意思のほうが強力としても、物理的な力は変わらない気がする。
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相も変わらずアレスかっこいいよ、アレス。
もし生まれ変わったらこういう男になりたい。
ジェレイドはジェレイドでいいですね。
あとがきのネタで株が急上昇でした(そこでか)。
あ、もちろんミーアも可愛いですよ?
あれ?
つか、これレビューというかただの感s――ま、いいか(ry -
不落として名高い城砦トゥールスレンを陥落させた反乱軍の智の指揮官ジェレイド。平原で王国軍を迎えうつ。反乱軍の中の「風の戦乙女ミーア」の黒魔術に「赤の悪魔憑きアレス」が立ち向かう
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『風の戦乙女』ミーアと『赤の悪魔憑き』アレスの戦い。