狗牙絶ちの劔1 ―刀と鞘の物語― (富士見ファンタジア文庫 ま 1-1-1)
- 富士見書房 (2008年5月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829132876
作品紹介・あらすじ
セーラー服に日本刀、足元は足袋に草履。異様な恰好の美少女は静かに尋ねた。「わたしが何をしたのか、視えていた?」駿が少女の刃のように鋭い眼光に気圧されながらも正直に答えると、少女は、困ったな、と呟きため息を吐いた。「わたしは、我々の秘密を守るために君を殺さなくてはならない」「…は?」-そして、駿の胸に、少女の刀が突き立てられた。だが、刀が柄まで駿の体内に沈んでも、彼の胸は高鳴り続けていた。その瞬間、平凡だった駿の人生は非日常へとシフトし、加速した-。ドラゴンマガジンで絶賛連載中の鮮烈なる本格居合戦闘小説、此処に始まる。
感想・レビュー・書評
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どこにでもいる普通の高校生ってわざわざ自分から言っちゃうような主人公は好きじゃないんだが・・・
出だしが気に入らない。場面や状況を主人公の一人称で語るのはいいけど、なんで中二病みたいな遠まわしの言い方をするの? そういうキャラ設定ならいいけど師匠が出てきたあたり以降は普通だし。
最初の出会いや設定こそ在り来りだけど、ストーリーは続きも気になるし面白いと思う。
剣術、居合に詳しいのは作者が経験者なんだね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読者参加型の小説ということで投票によって話の展開が変わるらしい。面白い試みだが正直「それってどうなんだ?」って感じ。読者の期待の範囲内でしか進まない展開って企画に参加していない立場から読むと物足りなさしか感じない。
「平凡な主人公が化け物とそれを狩る少女との戦いに突然巻き込まれる。そしてその過程で少女と切っても切れない関係になってしまう」といったストーリーは真新しさは無いがそれなりに魅力的。
だが少女が最初に彼にとった言動(細かくはいえないが)はめちゃくちゃで、(とりあえずインパクトのある展開にしとけっていう)ライトノベルの悪いところが出ている感じがした。 -
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