黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-10 黄昏色の詠使い 10)
- 富士見書房 (2009年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829134344
作品紹介・あらすじ
"わたし、キミが助けに来てくれるのを信じてる"名詠式の秘密や、世界の成り立ちなんて関係なかった。クルーエルさんが僕を守るために、世界から消えてしまったから。今度は、僕が彼女を迎えにいく。クルーエルさんの、夜明け色の詠使いとして。残酷な純粋知性-クルーエルが調律者"ただそこに佇立する者"へと還り、名詠式は世界から失われた。世界中が混乱する中、アマリリスが残した手がかりを元に、ネイトはセラの塔へと向かう。目的はただひとつ。この世界に、クルーエルを取り戻すために。互いに求め合う少年と少女は、再び出逢えるのか?詠う召喚ファンタジー、"これが、君のもとへ続く詠"。
感想・レビュー・書評
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評価が、とても高かったので読み始めました。個人的には、少し物足りないファンタジーモノの小説だったかな。それでもハッピーエンドでとても救われた話だったし、良い話でした。
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最後まで、優しくて温かい物語でした。
少し切なさは混じるけれど、皆が笑って、幸せなエンディングを迎える事が出来てよかったです。
作品からもあとがきからも作者の作品に対する愛情を感じました。
担当の方々が「『黄昏』は幸せな作品だ」とおっしゃっていたようですが、私は『黄昏』に出会えた事を幸せに思います。
次回作も是非手に取って読んでみたいと思います。 -
完結。大団円。すごく美しく、優しく、温かく、その上でどこかしら切なさのある物語でした。皆が集ってくるシーンは読みながら泣きそうになりました。外だったから耐えたけど(苦笑)築いてきた絆が繋がって辿りついたクライマックス。いいハッピーエンドを魅せてくれて感謝です。あと、個人的にこれほど物語とイラストの雰囲気が合ってるものは今まで読んだことないと思えます。ホント読んでよかった。エデンも読むだろうなぁ。
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最終巻、とても満足のいくものでした。
最初から最後まで、優しい物語だったな、という印象です。
読んでよかった! -
まさに表紙のように美しいハッピーエンドでした。 ご都合主義な展開だったけれど、この作品の美しさの中では些末なこと。 ネイトとクルーエルが奏でた名詠は、とても幸せなものでした。 アマリリスもきっと、喜んでいることでしょう。
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結末は言わずもがな。読み終わった時、温かくて穏やかな気持ちになれる作品でした。やっぱり周囲の人々をそれぞれ描く感じが良かったです。
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あたしがあまり読まないジャンルの作品でしたが面白かったです。
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黄昏色シリーズもついに完結。
メインは消えてしまったクルーエルを救い出すネイトの話ではあるが、他にもエイダなどキャラにもスポットが当たって皆が幸せになれる大団円で完結。
最後まで想いを詠う優しくきれいな世界観の作品でした。