氷結鏡界のエデン2 禁断水晶 (富士見ファンタジア文庫 さ 2-2-2)

著者 :
  • 富士見書房
4.11
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本棚登録 : 295
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829134733

作品紹介・あらすじ

「私が巫女なら-単に巫女を守れるだけの者を千年獅に選ばない」淡々と告げるモニカの声に、シェルティスは言葉を失った。…ユミィを守る決意だけでは、欠けているものがある?穢歌の庭に堕ち、謎の存在である幽幻種の毒に侵され、異端となった少年・シェルティス。彼は、結界の巫女である幼なじみユミィの専属護衛・千年獅を目指し、かつて追放された天結宮に再入宮する。しかし、そこで待っていたのは異端ゆえの孤立。思うように訓練に参加できず焦るシェルティスに、護士候補生の少女・モニカが近づいてくるのだが-!?世界の理に拒絶された少年が、世界の理を体現する少女を守るすべを探す、重層世界ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 2巻目ですが、ますます好みだ!
    今回はもう1人のヒロイン?になりそうな新キャラ・
    モニカが大暴れで、ユミィは控えめでしたが、
    モニカはまさに巫女と護衛士をつなぐ存在とも言えそう
    なので、今後が色々な意味で楽しみですね。

    堅い口調と裏腹に凄いヒロインしてる子なので、この子も
    人気あったんでないかな。
    あと、ヒーローヒロインは鉄壁ですが、
    その中叶わぬ想いを寄せる子は大体人気持っていきますもんね(ぇ。

    今回は、遺跡の中の人物?の姿(挿絵)が意図してなのか
    黄昏色~の誰かに酷似していたのが気になります。
    この謎も今後解かれていくのかな?

  • 読了

  • 最初の口絵でモニカとは衝突するのかと思ったけど、逆に成長の糧になるとは。やっぱりメイン以外のキャラも魅力がある作者さんだなと。物語は今後の核になりそうな部分もあったのかな。249ページの挿絵はあの娘絡みなのかなと思わせる絵でしたがやっぱり繋がりあるんかしら。ユトが変なこと口走ってたり、ツァリが変わらず謎に満ち溢れてたりで伏線らしきものも多くありましたが、それでもやっぱりエリエのテンションが好きだー。

  • 第2巻を読破。

    巫女の修行が拷問級だと知って戦慄した((゚Д゚ll))

    1巻の最初の方でもユミィがテスト(?)してたけれど、あれ以上にすごかったです。

    それを知ってから出てくる巫女見習いたちの修行に本気で戦慄したのです。

    世界と人々を守るためにそこまでやらねばならないのか…。

    なんてことを思いました。

    今回の新キャラはモニカという女の子。

    彼女との出会いがシェルティスと私に気づかなかった点を教えてくれました。

    それにしても…。

    1巻の時点であの子は怪しいと思っていたのだけれど。

    まさか本当に怪しかったとは…。

    謎の美女ツァリさんと、さらには氷漬けの女の子も登場。

    読んでいてどきどきわくわくした。

    そして…。

    イリスいいなあ!

    シェルティスとの掛け合いがほんとに楽しい。

    さらにはシェルティスの不幸っぷりが楽しいです。←鬼

  • 今巻は登場人物が生きていて面白かったです。それにしても主人公は周囲に振り回され過ぎ。

  • ちょっと薄っぺらい感じがしないでもない

    シェルとフィノの境遇がなんとも悲しく、皮肉

  • 部隊作り、模擬戦など、ちょっと『レギオス』の様な感じ。

  • 今回は護士候補生に戻った主人公と元巫女見習いの護士候補生のお話です。
    前回からのキャラも結構出てきて、シャスティルはあいかわらず巻き込まれ型の設定でした。
    機械水晶のイリスがキャラクターがとても面白いです!

  • 物語が少しずつですが確実に動き始めましたね。
    次の巻もとっても楽しみです。

  • とある護士の少年に憧れていた、護士見習いの少女モニカ。
    護士見習いの中でも孤立していた少女が出会ったのは、
    同じように孤立していたシャルティス。

    幼馴染の巫女ユミィの為に、千年獅を目指すシャルティスは、
    巫女にとっての千年獅の役割を知ることになるわけで。
    二人の間にある壁。今回更に切なさを増した。

    再びゼロからの再スタート、その道のりが果てしなく遠くて、
    ユミィがそれまで待てるかも分からない状況で、
    前に進むシャルティスの、幼馴染を信じて一人立ち向かうユミィの、
    ひたむきな想いは、透明感のあるぬくもりを感じた。

    新キャラ。モニカの存在はかなり大きくなりそうな予感。
    教官は手強そうな相手。
    それにしても、エリエとユトは自由すぎる方々だな~と思ってみたり。

    読了 2/8

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著者プロフィール

『黄昏色の詠使い』にて第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』をファンタジア文庫にて刊行。

「2023年 『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦15』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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