鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム (富士見ファンタジア文庫 あ 1-1-15)

  • 富士見書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829135105

作品紹介・あらすじ

騒がしい季節がやってきた。卒業の季節、去る者たちの季節だ。その空気が、レイフォンの胸をざわつかせる。グレンダンでの戦いから数ヶ月。復興が進む学園都市ツェルニでは、新たな学期に向け生徒会長選挙が行われようとしていた。正式にツェルニに転入するクラリーベル、過去との決別をはかるシャーニッドたち。変わりゆく季節の中で、レイフォンだけが一人、立ちすくんだままでいる。しかし、平穏に見えたこの場所にも、深く静かに忍び寄る影があった-。「世界の危機は、もうすぐそばにある。」ツェルニに近づく不吉な影。かつてない脅威が学園都市を巻き込もうと蠢き始める。

感想・レビュー・書評

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  • 第3部がスタートしたが、主人公がうじうじ状態でやきもきする。

  • 個人的には、この巻は嫌いではなかった。
    ただ、1巻を読んだ頃のわくわく感とは程遠い。

    廃貴族や狼面衆などが出てきた辺りから
    風呂敷を広げ過ぎて収拾がつかず
    読者が取り残されがちな感があるのが残念。

    リーリンも今後も絡んできそうだし
    恋愛騒動もひとつも片付かない印象。
    フェリがやや一歩踏み出したというところか。

    グレンダンや狼面衆の話に気を取られて
    ここが学園都市であり、入学や卒業があることを
    すっかり忘れていた。
    カリアンがいなくなったらツェルニはやっていけるのか
    という疑問があるものの
    ラストの雰囲気を見ていると、今後も色々とありそうで
    この辺りは期待がもてる。

    カリアンやシャーニッドの本音の部分が
    垣間見られたところはとても良かった。

  • 第三部の序章といったところか、展開はゆるやか。

  •  学園都市ツェルニにも出会いと別れのシーズンが到来。
     …ちょっと主人公! もうっ、なんて相も変わらず読み手をヤキモキ苛々させてくれる主人公なんだろうか。押しても駄目、引いても駄目、優柔不断のくせに頑固者。そんな主人公でいいの!?
     レギオスは外伝だの色々絡んでて奥行きは広いんだけど、この広げた風呂敷をきちんと畳めるのかどうか不安…。

  • 第三章開幕。今巻はプロローグみたいな感じだった。嗚呼、16巻が待ち遠しい。

  • 2010.05.21 読書開始
    2010.05.22 読了

    第3部突入デス
    今回は卒業・入学シーズンという事らしく、学園での出来事だったり、消化不良気味になっていた点の解消がメインだったのかなぁ?
    2部と3部の幕間という感じでしょうかね?
    長らく放置されていたディンは、結局復帰することなく退場
    カリアンたち6年生組は卒業とともに世代交代
    レイフォンは相変わらずですが、少しフェリと進展があったのかな…? フェリが一歩リードでしょうかね
    リーリンがレイフォンを巡るバトルからは戦線離脱してライバルが減ったと思えば、ちゃっかりと表紙にもいるクラリーベルがツェルニに入学した関係で、こっちのバトルに乱入していますが…
    ニーナもちょっと離脱気味ですけどね…。レイフォンだけに気を取られていられない、というのもあるかと思いますが
    レイフォン自身、自分に欠けているものを少し理解したっぽい感じもするので、少しは成長したのかな?

    面白いには面白いのですが、正直風呂敷を広げ過ぎている気がします
    視点としても、レイフォンを中心としたもの
    リーリンを中心としたグレンダンでの出来事
    ニーナを中心とする電子精霊たち
    そしてこれから、カリアンを中心とする、都市外での話も絡んできそうですね
    今回の巻も、ディンに関係したエルラッドの対決シーンも、シャーニッド視点→レイフォン視点で時間も少し巻き戻ったので、一瞬戸惑いました…

    いい加減風呂敷を畳み始めて、伏線を回収して行かないといけないような巻数になっている気がするのに、どうしてこうも謎が更に増えているんだろう…
    というか、本気でこれは物語が破たん無く終われるのか心配になってきます
    まぁ、3部の今後の展開に期待ですけどね…

  • 毎度のことながら、えらいところで終わっているんですが……(汗)。これで、次までどれくらい待たされるんですかね。カリアンさまが、次回以降暗躍しそうな感じです。だって、一緒にいたのってハイア……だよね……。
    リーリンとは決定的な溝ができて、他に生きる目的も見出せていないレイフォンが、早く立ち直ってカッコいい所を見せてくれるといいのですが。生徒会長戦に絡む諸々は、短編とかで補完なのかしら? 本誌とか読んでいないから、その辺りがわからないんだけど。それが今回のメインになるのかと思いきや、ラストであっさり片付けられていたので、その辺は気になるのだけど。

    とりあえず、続きが気になるんじゃー!! ということで!

  • 第3部開始らしいです。
    日常パートは面白いです。
    戦闘パートも少ないながら中々。
    でもグレンダンや狼面衆がなぁ……
    個人的には日常パートのみでもオッケーです。
    むしろ狼面衆を早く終えてレギオスふもっふでも始めてくれればいいのですが。

  • 第三部 開始・・・はじめは暗いです。戦闘シーンも笑わせてくれるシーンもあまりありません。導入で一巻使ってしまったって感じ。でも、次、期待しています。必要ですよね、これも。

  • いやぁ…前巻で色々あったからレイフォン予想以上のハーレム状態になりましたね。引っ越す事によってフェリ&クララ&メイシェンそれにハーレイまで…orz
    そしてツェルニの思惑とは何なのか!?カリアン先輩はハイアを連れて世界平和!!もしかしてまだ2年生と言う事はレイとん6年までやるのだろうか……長いなぁ…ま、嬉しいですがね!!

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著者プロフィール

第15回ファンタジア長編小説大賞〈佳作〉受賞作『マテリアルナイト 少女は巨人と踊る』でデビュー。続く2作目の「鋼殻のレギオス」は大ヒットシリーズとなる。

「2018年 『クラウン・オブ・リザードマン3 無冠の覇者は戦場を望む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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