神さまのいない日曜日II (富士見ファンタジア文庫 い 5-1-2)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 324
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829135211

作品紹介・あらすじ

神様は、15年前に世界を捨てた。以来、人は生まれず死者は死なない。見捨てられた世界で、最後の奇跡と言われる"墓守"。アイは墓守だ。世界を救う夢を見ている。その方法はまだわからないけれど、旅はまだ始まったばかり。傷持ち、ユリーらと西へ西へと向かう途中、アイは、手錠をかけられた少年キリコと出会う。「百万都市オルタス。世界最大の『死者の国』の民だ」オルタス。そこにはやがて訪れる、日曜の時代のための姫がいるという。アイは傷ついたキリコとともにオルタスへ向かうが-。世界最大の死者の街。"死者の姫"と、姫を守る少年。神様に見捨てられた世界で、世界を救う夢を見る少女の旅が、始まった-。

感想・レビュー・書評

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  • 神様は十五年前に世界を捨てた。以来、人は生まれず死者は死なない。
    アイは墓守だ。世界を救う夢を見ている。その方法はまだわからないけれど、旅はまだ始まったばかり。
    傷持ち、ユリーらと西へ西へと向かう途中、アイは手錠をかけられた少年キリコと出会う。
    百万都市オルタス。世界最大の「死者の国」。そこにやがて訪れる日曜の時代の為の姫がいるという…。
    アイは傷ついたキリコと共にオルタスへと向かうが…。

    死者の国オルタス編の第二巻。アニメから入った口なので、一巻同様このオルタス編でもかなりはしょられててびっくり。
    アニメは回数の制限もあったんだろうけど、かーなーりはしょってて…。
    村を出て初めて外の世界を知ったアイの、はしゃぐ様は可愛くて少し切ない。
    ライオン面のシャッドとの関わりとか、キリコとの会話でアイがお父様のことに触れてたりとか。
    何より自分の夢である「世界を救う」という部分について、早くも大きな壁にぶち当たったとことか…。
    あれ? この辺むしろ重要な部分じゃね?と思うんだけど、特に夢についての葛藤は一番この話で核にすべき気がするんだけど、アニメ完全にはしょったよね?
    不思議すぎる…。なんだかアイのキャラが全然違ってて驚く。もう少し原作再現頑張ってほしかった。
    ウッラとのやり取りとか、後半のアイの活躍とか、傷持ちとセリカの事とか、見どころ満載でした。
    最後にあんなに揉めたとは思わなかったけど。

  • 旅を始めたアイたちは死者の都市オルタスにやってきた。

    スカーが体調不良になり、
    初めは墓守であること隠していたがごく一部にバレてしまう。
    アイは自分で言ったが…

    死者にとってアイたち墓守は脅威でしかないのだがそれでも街残り
    オルタスの姫を救おうとする。

    みんなを幸せにしたい。果たしてその幸せは誰が決めるのか。

    1巻も良かったけど2巻もよかったと思う。
    アイは時々すごいことをする。12歳には思えない時がある。
    最後は感動した。そしてこれからどうなっていくのかね。

  • 面白かったよ!
    死者の街オルタスに訪れた一行.
    そこで起こるなんやかんや.

    あなたの為だから秘密にしてた.
    これ系が結構嫌いです.
    貴方が傷つかないように.
    じゃなくて
    この件を知った貴方が傷ついている姿を私が見たくない.
    という自己中な理由な気がするんだ.

    クライマックスのあの出来事とか続きへのフラグ臭いんで
    どう料理されてるか楽しみでござる.コポォwww

  • いい感じに続いてくれました。
    面白かったです。キリコもえ!

  • 1巻より面白かったです!世界観がなんともたまらないですね〜、すごく面白い視点の世界だなーと思いました。
    そしてキリコ萌え!!
    「僕はあの子が好きなんだ」だって!可愛い!大人ぶってるけど中身はただの純情少年じゃないかww可愛すぎる!
    アイもなかなか良かったです。今回はアイのすごさみたいなのが結構表面に出されてたなーと思います。あんな12歳いないよ!できすぎだよ!

    というわけで3巻楽しみです←

  • 当たりシリーズになったと思う。次巻が待ち遠しい。

  • 読了 2010/07/31

    アイの笑顔が痛々しくて切なくなってしまう。
    1巻での出来事は数日前のこと。だからアイは家族を失ったばかりで、それでも誰かを救おうと願ってしまう。そんなアイと行動を共にするユリーとスカー。この3人は擬似家族のようにも思えてしまう。特にアイに対するユリーの行動は父親的。
    訪れたのは死者の国。そこでアイは初めての友人を得る。お互いに初めての友人同士。
    アイは墓守で、死者にとっては脅威でしかない。それを知りながらもアイは死者たちと接する。そして、その国の闇に気付いたアイの辿る結末がまた切ない。

    わかってはいたけれど、泣いてしまったライトノベルです。

  • これほどまでに続刊が気になるライトノベルは久しぶりだ。

  • 誤植か?と思うような部分も、ある意味、この方の個性か。

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著者プロフィール

第21回ファンタジア大賞大賞受賞作『神さまのいない日曜日』でデビュー。同書はTVアニメ化され、角川文庫版も刊行されるなど、ライトノベルにとどまらない幅広いファンを獲得した。ほか著作に『魔法の子』があり、独自の深い世界観で読者の支持を集めている。

「2015年 『王女コクランと願いの悪魔II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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