RPG W(・∀・)RLD7 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫 よ 1-1-7)

著者 :
  • 富士見書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829136010

作品紹介・あらすじ

「戦いは数で決まる!たとえどんな手段を使っても、おれたちが負けるわけにはいかない-絶対にだ!」自他ともに認める最強サモンマスターのおれ-ラムダは、エターナル制覇を企む教団の一員だったが、生意気にも"勇者"を名乗るユーゴたちとのバトルに敗れてからは、奴らと行動を共にしている。すべては野心のためだ!いつかはおれが-。大激戦を制し、ランダル王国を教団の魔手から解放したおれたち。とはいえ今の戦力では、やがてくる全面戦争に勝てねえ!味方を探してパール王女と百星騎士団を訪ねたものの、騎士団の連中は年端もいかないガキばかりだった!…さあ、どうする。

感想・レビュー・書評

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  • 最初の方は面白かったのに、政治や軍事ネタを挟まれると途端につまらない考察ばかりになる。
    和製RPGの限界というべきか、作者の力量不足というべきか。

    俺TUEEEEのノリだけでやってれば良かったのに、なぜか展開は小国が大国を倒す軍記モノへなだれこみ始めた。
    そして、その流れが本当につまらなすぎる。

    あれこれと言えることはあるが、一番の問題は「少年兵」を肯定的に捉える考えの無さ。
    「RPG的な世界なら子供でも大人が倒せる。大人より純粋だから子供を鍛えた方が良い」ときた。
    本当に驚いた。

    極端に言えば、それは「爆弾さえあれば子供でも自爆はできる」という話と変わらないだろう。
    リアリティを求めるような作品ではないにせよ、ここまで破綻した考えを提示されるともはやリアリティうんぬんではない。
    共感できない考えのもとでずっと登場人物たちに行動されるのだから、読んでいる側のストレスたるや、想像を絶するものである。

    主人公たちも子供なのに? もちろんそういう考えも沸いた。
    だがどうしても気持ちが悪い。
    他に選択の余地がないから仕方なく、ではなく、むしろ率先してそれを行おうというのはどうしても受け付けられない。

    もうさっさと風呂敷を畳んでしまうべきであると痛切に感じた巻だった。

  • 予想外の展開。
    まさかこうくるとは。

    あと初期参入ヒロインズの転職で「ファイター」という選択支にそういえばただの村娘だったのか、と再認識。

    思ってみない展開に、何気に次巻が楽しみに。

    あと、主人公の考え方は王道でわかるけど、それをくつがえしてこそのラノベではないかと。
    きっとそうしてくれると信じてるぞ。

  • ランダル王国の復興に手を貸す事になった主人公達一行。解放したランダルの王女・パールを迎え王国を再建。
    そして彼女の元で戦っていた百星騎士団を鍛える事に。騎士団のメンバーは子供ばかり。そんな騎士団の子供たちを鍛え、徐々に力と自信を
    つけていく展開はとても良かったです。特にラムダが悪役になって厳しい鍛え方をしていくのがいいですね。こういった憎まれ役も必要だよね。
    ラスト、攻めてきたアークの部隊の輜重隊を発見してそれを奇襲する事で戦いを有利に運ぼうとするユーゴ達だけどそれは罠。
    どうにか逃げ切るけど、砦のほうを本隊に強襲されショウとエルとは合流できず、そして彼等を残したまま王女であるパールと共に他国に協力の
    要請に行くしかなくなる。ユーゴにとっては初めての敗北。今後どんな展開になるのか続きが気になります。

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