氷結鏡界のエデン8 悲想共鳴‐クルーエル・シャウト‐ (富士見ファンタジア文庫 さ 2-2-8)
- 富士見書房 (2011年9月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829136805
作品紹介・あらすじ
「シェルティス、思いだして。天結宮の錬護士であったあなたは三年前、穢歌の庭に転落していくユミィを庇って助けた代償に、自分が穢歌の庭に堕ちてしまったのですよ」異篇卿イグニドによって告げられた事実に混乱する天結宮。イグニドの企みを阻止すべく帰還したシェルティスだったが、上層部によって身柄を拘束されてしまう。そんな中、シェルティスとユミィの関係を知ってしまったモニカは、固く心を閉ざしてしまい…。生死不明のレオン、狙われる春蕾、バラバラになった部隊の思い、そしてシェルティスに新たな試練が降りかかる-。少女の選択が壊れた絆を取り戻す、重層世界ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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ここから後半戦。
サブタイトルがこの巻以降カタカナの言葉も付くように
なり、早速ドキリとする言葉が冠されています。
ここからしばらくはシェルティスが切なかったです。
切ないのは女の子達も同じで、今回はモニカがヒロインでしたね。
あえて蚊帳の外に置かれていたことで葛藤する彼女が
殻を破っていくのはホロリとしました。
口絵のシーンは泣けます。
意外にも少し骨休め感もあるお話でしたが、
終盤の展開にはびっくりでした。
次巻も怒涛の展開でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了
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ヴァイエルさんマジかっけぇ。この人の過去も気になるなぁ。さらに衝撃だったのは黄金さん。挿絵を!そして“本体”の出番増加を是非!(笑)そして最後の共鳴で出た「姉さん」という言葉。前作読んでると続きを読むのに胸躍ります。
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モニカが退場していまうかと思ったけどよかった。あとヴァイエルがいいやつすぎる
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第二楽章もアクセル踏み始めたよう。事実暴露に対する候補生とかの反応には少し違和感を覚えるけど、大衆ってこんなもんかも。組織内の対立とかはもう少し前から伏線を多く張っていてもらった方が楽しめたな。唐突な気がした。 まぁ、第一楽章で切られることもあっただろうから広げられなかったのかな? そして、なにげにユトとエリエがカラー化じゃね? ついに新シリーズの予告も来たし、2シリーズのこれからに期待。
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シェルティスの魔笛の秘密がばれた事による影響が中心の巻。一番影響が大きかったモニカの決着は予想通り。人物描写は悪くないので、後は展開の整合性をもうちょっと何とかしてほしいです。それにしてもマハの正体とかコミカルな描写が結構あって楽しめたけど、新シリーズ予告に一番ずっこけました。予想の斜め上どころか真横に飛躍された感じです。何はともあれ、楽しみにしています。