期間限定いもうと。１ (富士見ファンタジア文庫)

著者 : 長岡マキ子

• 富士見書房 (2012年3月17日発売)

作品紹介・あらすじ

「今日からお前は俺の妹だ。俺がお前に『家族』を教えてやる」不可抗力のキスをきっかけに、家族想いの高校生・三堂想太に妹が増えた。期間限定で妹となった北嶌沙綾。北欧帰りのご令嬢は、超世間知らずで純粋無垢、超絶可愛くてマイペースだった。「わたし、自分で身体洗ったことない」「てれび?」「えっち?」「お兄ちゃん、服着せてー」「お兄ちゃん、一緒に寝よ?」反抗期真っ最中のリアル妹・綺理にキレられながらも新しい「妹」を世話する想太だが、沙綾には婚約者がいるため同居は絶対秘密。急に付き合いが悪くなった想太に、幼馴染みの未実も不審げで!?1年間限定のハートフル・ホーム&ラブコメディ。

感想・レビュー・書評

[gf111さんの感想 · 2018年10月7日]

金持ちの道楽に巻き込まれて、期間限定でお兄ちゃんごっこやらされてる話。
よさげな設定やけど、肝心の限定妹がイマイチ刺さらへんな。
実妹の方がかわいげがあるわ。

[柏葉さんの感想 · 2015年3月21日]

その名の通りなタイトルのお嬢様しつけコメディ。女手一つで子供2人を育ててきた母親をもち、妹の父親代わりとして家事をこなしよく面倒を見る見た目ヤンキーな高校生が主人公。見た目の怖さで誤解されるが家事が得意ないい奴というキャラクターは「とらドラ！」を真似ているようでよくない。その設定はいらなかった。
両親の愛に恵まれず不器用な祖母の躾も功を成さず、世間知らずの不思議ちゃんになってしまったヒロインを主人公が一年間預かり、家族として過ごすことになる。友達もおらずテレビも知らず一人で着替えもお風呂もできない箱庭の中で怯えながら過ごしてきた少女を、持ち前の面倒見の良さと家族愛を伝えようとする情熱で、心を徐々に開かせる。ヒロインが本当に何もできない子供すぎて、見た目美少女なところ以外はヒロインらしくない。主人公がいいお兄ちゃんし過ぎてて、全然ラブコメしてない。だがそこがいい。妹育成日記を見てるみたいだ。いい家族、いい友達に恵まれていて、まるで絵空事のように感じてしまう。面白いのだけれど、ちょっと優等生すぎてどこか物足りないのかも。

[esoragoto113さんの感想 · 2012年6月14日]

読みやすくて長所と短所がはっきりしてた。綺理が一番かわいい

[felowさんの感想 · 2012年4月30日]

タイトル通りの妹モノラブコメ。作者さんの妹LOVEが溢れとるw お話は基本ラブコメなのだけど、その設定故に家族モノとしての側面があって、これが予想以上にイイ。王道やお約束といった感じが『期間限定妹』という設定を活かしているといった様相。しかし、219〜220頁の挿絵がないのは納得いかないw

[delineatorsさんの感想 · 2012年4月19日]

長岡マキ子『期間限定いもうと。』第１巻。

妹ものはつい食指が伸びてしまうし、アキバblog推奨と言うことでげっとん。
設定がぶっとんでるし、２巻目以降の展開も読めるし、
その分テクニックだけで乗り切ろうという潔さが感じられて大いに結構。

絵師のAnmiせんせいの仕事がまったく素晴らしい。

著者プロフィール

第21回ファンタジア大賞にて〈金賞〉を受賞、該当作を改題した「中の下！」でデビューした。以降同レーベルより「期間限定いもうと。」「オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち 」「魔王は服の着方がわからない」、第10回龍皇杯受賞作「異世界でロリに甘やかされるのは間違っているだろうか」を刊行。ほかにも講談社ラノベ文庫、富士見L文庫、ビーンズ文庫などから著作を発表し活躍中。

「2023年 『経験済みなキミと、 経験ゼロなオレが、 お付き合いする話。その６』 で使われていた紹介文から引用しています。」