アリストテレスの幻想偽典 1.禁忌の八番目 (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 41
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829138250

作品紹介・あらすじ

リセリア学園生徒会執行部の副会長にして、炎と不死を司る能力『ファウスト』を持つ少女・弓川織絵は、人々を目覚めない眠りへといざなう能力『死に至る病』の使い手であるキルケゴールの襲撃を受けていた。その戦いに偶然巻き込まれてしまった平凡な高校生・日比野直輝に、織絵が保持していた空白の幻想偽典が反応する。直輝が引き当てたのは、存在するはずのない八番目の『世界を規定する書』で、万物を斬る光の剣-二大賢者の一人・プラトンの『イデアの片翼』だった!!キルケゴールを倒すべく、織絵と共に特訓に励む直輝だったが-。物語と保持者が共鳴する学園ビブリオファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 9784829138250 317p 2012・11・25 初版

  • 可もなく不可もなく、って感じ。
    発想としては面白いんだけど、何となくしっくり来ないと言うか、消化不良な感じ。一巻だから仕方ないのかしら。

    ついでに、カラーはともかくモノクロイラストが微妙。そういうパターン多いな。

  • 読み終わった後直ぐに思ったことは、どっかの神様達のうんちくを語りながらバトルしてる物語の哲学書版だなーと。プロットは凝ってて良いと思うけど、練り込みが甘い。キャラの掛け合いがコントっぽい上に解説し過ぎててタイトルとのギャップがあるが、なんだかそこが逆にスラスラ読める所だと思う。しかし主人公の芯が薄いので感情移入し辛いのが難点。取り上げられてる名著を読んだ事が無いので、解釈のうんぬんは書かれているままに受け取りしかなかったけど、その解釈から顕現する能力とかは説明もされていて納得は出来る。これからの成長に期待。

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著者プロフィール

第24回ファンタジア大賞にてデビュー。硬軟織り交ぜた小説表現を得手とする気鋭の書き手。主な著作に『お後は笑顔がよろしいようで』(富士見書房)、『天空監獄の魔術画廊』(角川書店)などがある。

「2016年 『僕とやさしいおばけの駅 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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