ダブルクロス The 3rd Edition ルールブック1 (富士見ドラゴンブック 30-1)

著者 : F.E.A.R. 矢野俊策

• 富士見書房 (2009年7月18日発売)

作品紹介・あらすじ

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。だが、世界はすでに変貌していた-。未知のウイルス、レネゲイドに侵され、超人(オーヴァード)となったものたちの絆と裏切りの物語を紡ぐのは君だ!現代アクションRPGの最高峰が、文庫になってついに登場!さらに洗練され、遊びやすくなった基本ルールをはじめ、プレイガイド、シナリオも完備。

感想・レビュー・書評

[hoichiさんの感想 · 2011年2月23日]

2ndから好きな作品。
データ調整によりどのシンドロームも「苦手」はあれど「不可能」は少なくなった印象があります。
文庫のため値段もお手頃、ロールプレイに重きを置くTRPGに挑戦したい方には是非おすすめしたい。

強いて難点を挙げるなら、ガード（2ndにおける受け）が自動成功になってしまったのが残念。
壁キャラ好きとしては敵の高達成値攻撃を受け止めるというのはある意味熱かったので。

[夢見る電子科生さんの感想 · 2010年5月10日]

巷では「厨二病TRPGの金字塔」というイメージのTRPGです.
サンプルシナリオ的な世界観をザックザクに説明すると
「何でもない市民(大体は学生)がある日突然異形の力に目覚めて, 実はその力を統括する裏の組織があって, 当然その力を利用するテロリストもいて, 使えば使うほど自分が蝕まれてくその力を使いながら大切なものを護らなきゃいけない」といった, 王道も王道なTRPGです.
…本当はもうちょっと細かい設定は色々とあるんですが, まぁ大体こんな感じです.
もっとカンタンに説明すると「自分で作った技の名前を叫びながら10面ダイスを10個も20個も転がすカンタンなゲーム」です.
爽快感あり, ロールプレイのしがいもあり, 設定も色々作れるしで結構面白いルールだとは思います.
増えてきているとはいえまだまだ珍しい現代物であるというのも見物です.

[lenzさんの感想 · 2009年8月29日]

スタイリッシュ。サクサク遊べる良システムだと思います。

[遥゜さんの感想 · 2009年7月1日]

2ndでたーぷり熟成されたうまみを凝縮したうえにシンドロームが３つとれるなど新しい要素ももりこみつつお手にとりやすい文庫形式で新登場。ソードワールド同様富士見もちからをいれてるぞ。ロゴは、2ndがよかった