ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ナイツ(2) フレイムインザダーク (富士見ドラゴンブック)

  • 富士見書房
4.20
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本棚登録 : 71
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829146668

作品紹介・あらすじ

鳴神修護、帰還-。生死不明だったかつての仲間に生存者がいることを喜ぶ瑠璃。だが一方では、UGN中枢評議会の強硬派の糾弾が、ナイトフォールの絆を緩やかに蝕んでいた。そんな中、炎の魔人ラハブに示された新たな道とは…。鐘の音が二人の絆を砕くとき、怨嗟渦巻く戦いが幕を開ける。声優・若林直美と田中天、息ぴったりの黄金タッグに亀裂が!?ゲームデザイナー・矢野俊策によるダブルクロス・リプレイ緊迫の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • デイズに続いてこちらもうすいでござる
    PC3と4の掘り下げからしても
    PvPをするにはまだ早いような気がするのだが
    商売的事情で急がなければならないのかしら
    ナイトフォールのすごさとか立場というのが
    今までのDXリプレイからして良くわからない
    ヒギンズのスパイ冒険小説ものみたいな感じなんだろうけれど
    『特攻野郎Aチーム』だってだいぶ昔だしなあ
    あと前巻でも書いたけれどGMはいいけれど
    リプレイの文章は他のひとに書いてもらって欲しい
    うすい

  • まだ矢野さんはジャーム化しないのか、とちょっぴり不満を抱きつつの2巻。

    のっけから瑠璃とラハブの本気対決で物語に引き込まれる。今回の遺跡はバベルの塔。キーは鳴神の復活。復活した鳴神は2年間の記憶をなくしており、肉体は奇妙に2年前のままだった。

    ラハブとの決別、そしてかつてのナイトフォールメンバーとの敵対。虚構の強がりは解け、絆の記憶は消え去り、残るは憎しみのみ。本当にどん底に落とされるな、これ。瑠璃にとって家族のようだった旧ナイトフォールのメンバーが瑠璃を偽物として敵対し、アゾットを本物と思い、アゾットを中心に家族の絆を見せる。本当に言葉にできないほどキツい状況だと思う。旧ナイトフォールで過ごした日々は瑠璃にとって宝物のはず。かけがえのない、何物にもかえられない、絶対忘れたくない、アイデンティティの根幹の一部を成すもの。二度と手に入らない、大切な、日々。それをよりによって最も憎き相手に、目の前で見せつけられたその絶望はいかほどのものか。
    鳴神先輩が頭を撫でる相手は私じゃなかった。姉妹が心配する相手も私じゃなかった。敵意を向けてくるのは私に対してだった。よく、その状態から瑠璃が抜け出せたものだ。

    プレイヤーもマスターも熟練で、出たアイディアがうまく料理され、キャラクターのアイデンティティに繋がる。ラハブと瑠璃の片依存症のような関係をつくったラハブの言葉も巧みだし、ラハブが人格をもつようになった契機の演出も良い。GMも非常にうまく物語を紡いでゆく。最後には再び戦友と意思を通わすことができた。

    旧ナイトフォールのメンバーは、あと4人ほどか。1巻で一人ずつ対決するのかな。瑠璃の進む道をこのまま見守っていきたい。そして願わくは、瑠璃が心から安らかに笑える日がきますように。哀れなるこの子羊に祝福を。

    並行してデイズも読むことにする。

  • 強羅瑠璃とラハブの絆を確かめる話。

    瑠璃とラハブの歪な関係性を突いたGMのストーリーテリングとそれに入り込んだキャラ達のロールはなかなか。

  • 1話収録。
    テーマは瑠璃とラハブの関係の再構築。
    二人のキャラクターを掘り下げつつ、対立構造を利用して、新しく強いつながりを結ばせようという矢野GMの思惑です。
    結構思い切ったテーマの提示ということで、結構読み応えがあったと思います。

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著者プロフィール

東京に本拠を置くゲームクリエイター事務所。代表作に「アリアンロッド」シリーズ、「ダブルクロス」シリーズ(ともに富士見ドラゴンブック)など。

「2019年 『この素晴らしい世界に祝福を!TRPG』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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