ラプソディーは絆の (富士見ミステリー文庫 2-11 ハード・デイズ・ナイツ 7)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.55
  • (5)
  • (1)
  • (14)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 52
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829162460

作品紹介・あらすじ

「S&Sを抜けてもいい」亨が告げる。「自分が何を言ってるのか、分かってんのか?」肩をつかむ一心。亨はその手を払いのけ言い放つ。「少なくとも、お前よりはな」アイドルグループS&Sは、ライバルのアイドルデュオ・プラティウムが司会を務める推理番組に出演する。番組中、プラティウムの計略にのり、S&SVSプラティウムの推理対決が行われることが決定。S&Sが勝てば、プラティウムの番組は打ち切り。だが、S&Sが負けたときは、亨がプラティウムに移籍する-!それぞれのプライド。そして辿り着いた答えとは-。長編第7弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 亨が抜けちゃうかもしれない、S&Sの危機にプラティウムからの挑戦状

    やっと大筋も犯人も思い出せない回に
    話の中に9.11が出てきたけど、思ったより最近の話だったのにびっくりした

    自分の夢より、S&Sとして、グループで見る夢をとった亨に、S&Sが素敵なグループだってのが感じられる
    一人で出来ないことも、四人でやれば出来るってことだよね
    最後の亨が戻ってくるシーンは、S&Sは四人揃ってこそって実感する

    今回は一心と茜のドタバタがないけど、最後に一心が必死に茜を探して、助けようとするところは、すごくカッコいい

    あと、玲と一心の、被害者を助けるっていうのが何よりも先に来る姿勢もね
    皆を助けたいっていうのは贅沢な願いな時もあるかもだけど、いろんな人が力を合わせれば、必ずしもなし得ない訳じゃないのかな

    今作は一心と茜の二人の想いのベクトルが遂はっきりした感じがした
    亨と理子さんは微妙だけどね この二人はずっと、くっつくことなく近くに居そう (図書戦の玄田隊長と折口さん的な?)

    それにしても、今回はグロい描写はなかったけど、人間の怖さは相変わらず垣間みれる感じ
    響も少しそうだし、犯人も あと殺された外人の欲深さも

  • ミステリー小説が苦手な方も楽しめる作品。茜や一心のキャラも素敵。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

第6回ファンタジア長編小説大賞最終選考作『黄金の鹿の闘騎士』でデビュー。『トリシア』シリーズ(学研)、『アリス&ペンギン』シリーズ(小学館)等著作多数。また『学研まんが NEW世界の歴史』の原作も手がける。

「2022年 『海賊と大バトル!!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

南房秀久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×