ROOM NO.1301 #2 (富士見ミステリー文庫 16-7)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.22
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本棚登録 : 163
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829162606

作品紹介・あらすじ

普通の高校生・健一はクラスメイトの千夜子とプラトニックな関係を続けながら、不可思議なマンションの13階で奇妙な同居人たちとの共同生活を始める。感情を表に出さない男、刻也。一般的な感覚が欠落した芸術家、綾。そして、隣に男性がいないと落ち着かない冴子。恋という謎の答えに向かって、健一は着実に一歩一歩進んでいく…の、か?甘く、可笑しく、切ない健一の探求の物語第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 一巻と比較するとやはりインパクトの低下は否めないかな?
    ただ、主人公の人となりが段々と理解できてきたような気がする。
    何処か、関わった人間を変える部分があるみたいだな。基本的にいい人で周囲に流されやすく、そして何処かズレていると言う感じかな。
    幻の13階も主人公を切っ掛けに変わり始めているのが気になるな。
    [more]
    オープニング時点で本編に登場していない人物の名前が存在するんだよな。
    それにエピローグの姉の過去の話では主人公の周りにいる女の子達の兄姉がでてきたし、これからも名前だけで出てくるのかな?

  • 4829162600  2004・6・15 初版

  • 前巻の最後に登場した有馬冴子がメイン(?)の話。
    隣に男性がいないと寝られないという体質の冴子と同室の鍵を持つこととなる主人公健一。
    お互いに葛藤がありつつも結局はいたしちゃう訳で。

    終盤には学生時代の綾と蛍子の話も。

    それなんてエロゲ?っていうか、妙に主人公に都合がよかったりするところとか雰囲気とかエロゲそのものの臭いがする;;

  • ツバメの勘ぐりの鋭さが結果的に正しいということで。主人公はどんどん泥沼化?
    印象に残ったセリフ
    「この部屋にいる人はみんなおかしいんだ」と「人と話すとき向こう側へ倒れる」ってのがちょっと記憶に残った。
    エピソード的には最後の蛍子の高校時代の話が面白かったかな、著者は芸術に対する意識とそれを取り巻く人(女性関係?)の嫉妬をからます所がうまいように思える。

  • 前作も前作なら、今作もプロローグ的な展開だなあと思う以外には、何も変わっていないなぁ。
    プロローグは相も変わらず、さらに先まで話しちゃってるし・・・。<BR>
    <BR>
    で今回は、有馬冴子という、学校でも噂のある少女との出会いから物語は始まるわけですけど・・・。
    <BR>
    まあ、ストーリーがなんだかんだと問題のある主人公が、やっぱり何かと問題を抱えてる人たちと出会い、なんだかんだの末にその人の問題を解決する物語。
    なら良いのだが、なんにも解決していない所がこの物語の特徴なのかな?<BR>
    <BR>
    まあ、そんな問題を抱える住人が13階への鍵を得るとか、そういう事が解説されて言ってる当たり物語としては徐々に進んで言ってるようなのでしょうが、いったい何巻当たりまでこういう状況が続くのでしょう?
    <BR>
    まあ、おもしろいからそれはそれで良いのでしょうがね。
    <BR>
    っていうか、どこがミステリー!?<BR>
    まさか、恋はミステリーなんて言うんじゃ無いよね?<BR>
    まあ、富士見がLOVEなんて打出してるからなぁ・・・。<BR>
    <BR>
    ミステリー=殺人事件ってな考え方も捨てなくちゃならないか。<BR>
    <BR>
    このお話、何巻くらいから収束して行くのだろう・・・。

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著者プロフィール

ライトノベル作家。ゲーム業界出身。「戦国コレクション」のTVアニメ化の際、脚本も執筆。代表作に「ROOM NO.1301」(富士見ミステリー文庫)「俺の教室にハルヒはいない」(角川スニーカー文庫)等がある。

「2018年 『忘却のカナタ 探偵は忘れた頃にやってくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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