夜に赦される (プラチナ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
3.66
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本棚登録 : 201
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829623411

感想・レビュー・書評

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  • ★3.0。シリーズ2。うーん、壮絶な薬物依存のくだりはゾクゾクして攻の深い愛と包容力に萌えたんですが、実は羽生を撃ったのは攻とか、羽生は末期ガンだったとか、女を孕ませてたとか、前巻に伏線のなかった新事実が後付けのように出て来て唐突感がありました。受と羽生の20年間は長いのに断片的にしか語られないので、受の気持ちに上手く入り込めない部分もあり、ラストの覚悟にもあまりカタルシスを感じられなかったり。何より羽生のキャラが強烈過ぎてモヤモヤ気になって…。攻のオヤジ臭い言葉責めは良かったです。

  • 表紙に目が釘付け!!こ、これはケツが大胆…
    「夜に蘇る」の続編。中身は前作より重めです。なぜかというと死んだ秋津の元恋人羽生にまつわる真実が物語の軸になっているので。
    抜け殻状態だった秋津を満たしてくれそうな久我。相変わらず下ネタは冴えていて、どんどん秋津に対してはヘタレています。そして、秋津は相変わらずの昼は淑女夜は娼婦状態。大胆に久我を誘い受けで翻弄しています。
    でも、真田の出現で話は重くシリアスな展開に。
    羽生の死に関する意外な真相を聞かされて秋津の心が揺れます。
    ついには久我の元から逃げ出すまでに苦悩します。自分だけ生きて、のうのうと仇でもある久我と愛し合うことに後ろめたさを感じてしまう秋津に胸が痛くなりました。

    893モノらしく、その後は拉致監禁でむりやり薬漬け、そしてドンパチと定番展開もあり、そういうのが食傷気味なら面白くないかもですが、やはり893なのでこれはマストでしょうね。お手軽な893設定に思えても、これははずせません。久我の魅力は、颯爽と現れ危機一髪で受を救い出すところで発揮してほしいので。それがいかにベタであっても、です。
    そして、重いばかりじゃないのがいい。激甘さもこの話の大事なところ。バカップル的掛け合い漫才にツボります。これがないと魅力が半減。

    後ろ向きに抜け殻状態で生きてきた秋津をエロで蘇らせて、しかも男としての魂の再生さえも手がけてしまった久我の尽力はさすがです。秋津が幸せになろうとする自分自身を赦せたのもよかった。姐さんとしての人生だけでなく、片腕にまでなる決心をした超前向きな秋津が鮮やかに色気たっぷりでステキです。

  • 3部作の第2作目……1作目でとりあえず結ばれた二人、しかし過去の恋人の呪縛から逃れられない秋津に衝撃の事実……。
     深く愛し始めた久我から去ることにした秋津に暴漢の手が……。
     過去を償わなければいけない久我とそれを赦さなければならない秋津……。
     そして二人がそれを乗り越えたとき、秋津は自分の信念を曲げて、久我と共に生きていくことを決心します。

     うーん、いいです。姫じゃない受け。
     こういう人なら欲しいですね姉さん女房……4つ年上の秋津さん。
     英田さんの強い意志を思った受け……大好物です。

     これだけでも読めますが……やぱり1作目からどうぞ

  • (あらすじ)
    情人を亡くし色褪せた秋津の夜を、
    極道の久我が再び悦楽で染め上げた。
    しかし秋津は衝撃の事実を知る。
    情人を殺したのは久我―!
    「お前の心ごと欲しいって言っただろう?」愕然とする秋津は、
    請うような久我の愛撫に奪われた。
    「お前はずるい...」憎みたくても憎めない。
    だが、久我の熱に奥深くまで犯されても、
    心は悲しみに囚われたままだった。
    そうして秋津は、恋慕を押し殺して久我から去り...。
    償うべきこととは、赦されるべきこととは―
    濃密な夜に色づき熟れた、揺るぎなき愛。

  • 続編2冊目。劇的な展開のはずなのに、読んでる感じは爆発できなかった。設定も話もキャラもツボだから余計に勿体ない〜!話は面白かったんだけどなぁ。

    読み始める前に表紙の生ケツにギョッと釘付けになりました。あぁ。でもユギさんの絵がとても好きです。

  • 注目すべきは表紙。

    秋津のケツが・・・!!(笑)

  • 夜が蘇る-02

  • あらすじ:情人を亡くし色褪せた秋津の夜を、極道の久我が再び悦楽で染め上げた。しかし秋津は衝撃の事実を知る。情人を殺したのは久我―!「お前の心ごと欲しいって言っただろう?」愕然とする秋津は、請うような久我の愛撫に奪われた。「お前はずるい…」憎みたくても憎めない。だが、久我の熱に奥深くまで犯されても、心は悲しみに囚われたままだった。そうして秋津は、恋慕を押し殺して久我から去り…。償うべきこととは、赦されるべきこととは―濃密な夜に色づき熟れた、揺るぎなき愛。

  • アプ現在未読。感想はブログにて。

  • ヤクザ物お好きみたいですね・・・。 受けの姉さん女房っぷりが好感持てました。英田先生は一筋縄じゃいかない系の受けが得意らしいです。

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