彼に棲む獣 (プラチナ文庫)

著者 :
  • フランス書院
3.13
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  • (1)
本棚登録 : 95
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829624968

感想・レビュー・書評

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  • 文章力はそう高くない。内容 ・展開も強引。けれど目を惹く設定やディティールがちりばめられているので、その個性で読ませる。

    逆に褒めたいのは、よくこの内容で一冊の本にまとめたなということ。私は構成力がないので、とてもできない。強引だがその腕力は褒めたい。

    文章力が高くないと書いたが、気になるのが「とか」「らしい」「みたいな」等が多いこと。自信持って言いきって欲しい(笑)主人公の設定に関する所までそういう文体で書かれていたのだけど、言いきって構わないと思う。

    擬音も悪い意味で気になった。特に性交シーンの擬音の多さ。一ページに3コは多い。終盤のヴォオオオには笑ってしまった。
    擬音に逃げずに文章表現を磨いて欲しい。

    色々書きましたが、作者の方の今後に期待します。
    着眼点は面白いです。

  • 謎めいていて、設定がお話がセクシーでよかったです。エロではないけれど、セクシーです。
    でも、こんなちゃんとした設定なのでもうちょっとシリーズとして読んでみたかったのですが、終わりなのかしら。

  • ★3・1
    凱の中に棲む獣というものが、狼とかなのかと思ったら触手だった;ファンタジーもの好きだけどあんま萌えず…。2人のキャラの印象がなんか薄い。熊との因縁の対決もあっさり終わってしまった感が。イラストは素敵でした。

  • 恋愛BL!ではなく世にも奇妙な物語のような怪奇短編小説かと。
    もっと掘り下げたら面白い作品になったとおもう。

  • かなり不思議な印象、面白かった。

  • 獣人かなと思ったら、見えない触手系。グロくない人外ファンタジーです。
    もっとダークで蹂躙エロかと思ったら、意外に純情ラブ。

    主人公の千佳也は23歳で美大の修士課程在籍中。欧州系の血を引いていて、大人しくて女の子と手もつないだことなさそうな男の子です。この年齢にしては少年ぽいというか、幼い印象。…ですが、後ほどかなりの誘い受に変貌します。
    彼の家には欧風の私設図書館があり、ある日そこに狩生凱という超美形の利用者が現れます。特異なテーマのみを扱う図書館を訪れた凱に興味を覚える千佳也ですが、凱の行動でなぜか自分は嫌われているのではと思い困惑します。

    凱が欧州系超美形の攻で、さらに体の中に獣が棲んでいるということで、どんなにダークでハードなHシーンが待っているのかと期待したら、攻も受もこれが初体験という設定!淫獣のエロいの想像していた自分を恥じました…
    どちらかというと、純情系でした。
    凱の獣と相対する獣から助けられた千佳也はますます彼に心を奪われ、彼の体の獣を知りたいと切望します。千佳也はこのあたりからすごい積極的。千佳也の匂いが獣の欲望をムダに刺激するのに、大胆です。
    好きな凱をどうにかして助けたい一心で、凱の獣の半分を体に引き受けようとする勇気ある行動は、体を繋げての移動です。まさに、ファンタジー。欲望と一体化しているので、やってることはふつうにHですが、獣がいなかったらこの二人は無事に初体験できたか怪しいので、獣さまさまだと思います。

    獣同士の激しい戦いみたいなのはほんの少し。呆気ないです。
    触手エロもトッピング程度なので、苦手でも支障なし。
    Hシーンはとっても甘々でした。
    どちらかというと25歳の超美形な童貞攻とか、オクテなのに誘い受とか、そういうのに萌える話。

  • BLで触手はありなのか・・・。
    嫌な感じではなかったけどね(笑)

  • ファンタジーでしょうか?

    攻様の荒みっぷりとあたたかい家族のギャップが…
    むぅ;
    あまり考えずに読めば、サラッと流せるかも

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