愛犬調教 (プラチナ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 113
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829625798

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  • 「愛犬志願」のスピンオフ。
    傍系の犬神使い・篝に惚れこんだ江雪が
    何とかしてしもべにしてもらおうとする話。

    前作読んだときは安綱より話が分かりそうで
    優しそうだと思ってた江雪は、意外とそうでもなかった…。

    そこはちょっとがっかりしたのですが、
    受けの篝が芯が強くて聡明だったので
    そこは結構好きでした。
    でも衣装のセンスはどうかと思うぜ…。
    あの黒いボレロは逆に目立つと思うんだよなぁ…。

    前作カップルがちょこっと出てきたのも楽しいです。

    受けはこちらの話の方が好きだけど、
    攻めは…もっと好きになれると思ってたけど
    振り返ってみれば安綱の方が力もあるし
    まだ思いやりがあったなぁと思いました。

    前作では単なるお人好しっぽかった旭が
    思慮深くて善意の人だったのが良かったです。
    私はいい人が好き。

    実はどちらの作品も、しもべたちよりも
    その他の弱い犬神が可愛いなと思ってます。

    挿絵は美しかったけど、エロシーンで珍しく
    白抜きされてました。白抜きするぐらいなら
    見えない角度で描いてほしい派。

  • 愛犬志願続編。
    前作が良かったのと、ご主人の決まらない紅雪のその後が気になったので購入。

    いきなり中二病全開な女王様に面食らい。
    個人的にS気質の人があまり好きじゃないのと、エロの為のファンタジー設定が苦手なので中盤安綱が出てくるまでつらかったです。
    前作は安綱のキャラのおかげでいろいろ許せてたのだなぁと再認識しました。

    仲よさそうな前作主従が見られたのは良かったです。
    前作主人公の方は相変わらず気の毒な感じですが…
    この作家さんまだ読んで数冊目ですが、毎回受の未来が仄暗そうでなにかな…

  • 続き物、全シリーズのキャラも出てくるってのは、やっぱ深くて楽しい。絶対的強者の溺愛話っぽい逸話はなかったけど、よかったね。

  • 犬道を邁進する宮尾さんですが、そろそろお腹いっぱいです。そこに萌えがないとツライ。筆力は存分にあるので、もう少し間口を広げてほしい。

  • 新キャラ篝と江雪

  • (感想)

    前作「愛犬志願」で旭の弟・律に無理やり契りをかわされ
    ただの道具として扱われてきた禍神・江雪のお話。

    旭や安綱のおかげで律から解放された江雪。
    もう人間に仕える気もなくしてたところに現れる篝。
    この篝も犬神使いなのですが、旭同様の心の持ち主
    (そして女王様!!)
    その篝に魅入られ無理やり主従の契りを交わすんです。
    が、心を開いてくれる訳もない。
    江雪にしてみれば自分のような禍神を手に入れられるのに何故?なんですよ。
    良かれと思ってした行動がすべて否定されてしまうのですから。
    そこで安綱のアドバイスをもらうのですが
    どうした安綱、凄くまともな事を言っている!!(笑)

    そのアドバイスも有り、篝も心を開いてくれるのですが
    やはりすぐさまハッピーエンドでは終わらない…

    出てきた出てきた前当主の律が!!
    それも既に人ならざる者として。
    最後の最後に大きな戦いがありましたが
    心の通じ合った2人の敵ではありません。
    前回は情けで律を生かしてましたが今回はスッパリ!!
    (自業自得)

    それにしても今回の江雪。
    もっと大人な感じのキャラかと思ってたら安綱ほど変態じゃないにしろ
    結構ドSと、ドMをあわせ持った…やっぱり変態かなぁ(^^;)
    とにかく安綱同様、我が君、我が君、我が君な可愛いやつなんです。

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著者プロフィール

(みやお あおい) 2011年プラチナ文庫『堕つればもろとも』 (フランス書院)にてデビュー。以降、BL各社で活躍中。

「2016年 『シークレットクルーズは危機一髪 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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