闇を呼ぶ声 -周と西門- (プラチナ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 183
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829626252

感想・レビュー・書評

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  • オタクってやっぱりオカルト好きなんだな(こなみ)
    ホラー小説好きとしてはオチは読めたんですけど、BLレーベルでここまで攻めたのは当時けっこう凄いんじゃないだろうか…
    いやでも、だからこそ感もあったな…
    これは前編?らしいので、そういう意味では待て次巻って感じでしたね

  • 霊媒系のホラーBL。二巻も一緒に買えばよかったって後悔…
    風体は甲斐性なしだけれど人の心の機微に聡く優しい攻めと、大好きな妹を亡くしてしまい心を閉ざし鬱屈とした日々を送っている受け。この巻では周が西門に惹かれる様をすごい丁寧に書かれていて、本格的に恋愛ってなるのは次巻らしい。でもこのじわじわ心を解きほぐされていく様を読むのがとてもいい。ちゃらんぽらんな感じの西門とツンデレ気味の周の大人と子供という感じ(周は成人しているが)いいよね。
    ほんと続きをまとめて買わなかったのが悔やまれる…
    亡くなってしまった妹の薫のキャラクターがすごく好き

  • 恋愛未満。しかし、包容力のある大人と成長途中の青年という組み合わせ…大変おいしゅうござました!

    祓い屋のような家業のお話。対というコンビで行っていて、受けは双子の妹と、攻めは恋人と対を成していたが、それぞれの相棒が亡くなってしまい…。
    受けと攻めが(仮)の対を結ぶことになり怪異を解決していく。ネガティブで毒舌な受けと関西人の軽快さの攻めはお笑いコンビのようで息があっている(笑)

    面白かったです!

  • ホラーの王道無数の手に引き込まれる怪異。お約束でもゾッとしました。
    真相がわかってみると黒い手達はただただ哀れで生きている人間の方が怖いという王道オチですがおもしろかった。
    ジャンルは一応BLのようですがBL要素はほぼありません。BLレーベルではなくライト文芸で出版すればよかったかも。
    このくらいのほんのり風味が個人的には美味しいですけどBLを期待する読者には残念かもしれません。

  • 続編が発売されたのでようやく着手。事件自体はこの一冊で解決するので、読んでおいても良かったかな。
    あとがきにあるようにBLのLまで行かなかったけど、その分納得がいくまで心情的なものをじっくり描いてくれるように感じたので、気にはならない。
    攻の西門は口調は軽いけどイイ男だし、受の繊細で複雑そうなところもよい感じ。続編ではどこまで進むのか。
    いっそシリーズみたいに続いてもいいくらいに好み。とにかく楽しみ。

  • 推理小説みたいでよくできた事件で面白かった!薫ちゃんは生きていて欲しかったけど、もっと救われればいいなと思う。まだまだ周と西門の恋愛温度は低いので次巻の内容を楽しみにしています。

  • 憑いた霊を引き剥がす呼児・周と、その剥した霊を彼岸へ封じる戻児・西門。何をきっかけに人は世の理から外れてしまうか分からない、結果、生きた人間が一番怖いよねっていうホラーではよくある展開だけれど面白く読んだ。周と西門の対の能力も興味深い、ただ妹の薫の展開にはちょっと予想外だったかも… BLの部分ではまだまだ第1章といった2人ですから、できれば早めに続きをお願いしたい。

  • 呼児と戻児で唯一の対で除霊稼業のお話。
    対であった双子の妹を亡くした周が、
    同じく対を亡くした西門と仮の対になります。

    純粋に事件が面白かったです。
    ミステリーなのかと思ったらホラー展開で
    全部繋がって妹に行きついた時は
    なるほど!と思いました。

    西門は関西弁で人当たりがよく、
    最初からゲイだと公言していたので
    周さえ落ちればすぐまとまるんだろうなと
    思っていたら、全然違いました。

    結果的にこの本は恋愛的には序章に過ぎないのですが、
    慌ただしく寝室にぶち込まれるよりも、好感を持てました。

    これから周が西門の心を解していくんだろうな~。
    続編が楽しみです。

    しかし、妹が西門の一部になってしまったのなら
    エロが気まずすぎるんじゃないかなと、ちと心配。

  • 頼む、売れてくれw
    続編が読みたいですw

  • うるうるきゅゆきゅんだった。まだまだ序章。早く続きが読みたい。いいわあ。こういう祓い屋のバディものって大好き。これから、2人がどうなるか、幸せになって欲しい。2人とも辛いことにあってるから。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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