愛傷コレクション (プラチナ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 85
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829626313

感想・レビュー・書評

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  • わりと何度も読み返しています。

  • 作品前半の胸の苦しさはさすが。
    受けの心の内がひしひしと伝わってきます。

  • うーん流石に素晴らしすぎる。性癖を滅多刺しにされて殺された。

  • ここ最近読んで1番お気に入りの作品。
    十有がなんせ可愛い、鈍感。
    花賀屋は変態攻め!!紳士で優しいけど(笑)
    傷ついた十有をコレクションしようと画策!

  • 不憫な受けをスパダリ攻めが拾って
    家に住まわせてくれて、至れり尽くせり。

    あまりにも都合がよすぎる攻めの真意をはかりかねて、いつつき落とされるのかびくびくしながら読みました。

    思ったよりも速攻で手を出してきたので、
    いい人なのか悪い人なのか余計分かりませんでした。

    エロはかなりねっとり。
    最初は奉仕タイプかなーと思っていたけど
    徐々に執着的なところを見せ始めます。
    罰で放尿させるところなどはMっ気を刺激されました。

    周囲の人の印象が最後まで読むと真逆になるのも面白かったです。
    いい人だと思ってた人には裏切られたけど
    あの人はいい人だった…

    そして攻めの隠していた(隠れてないけど)欠点ですが
    割れ鍋に綴じ蓋という感じで逆にほっとしました。
    過ぎた執着も受け取り手によっては熱烈な愛情表現ですものね。

  • 義父や同居人から性的虐待を受けていた不憫受を、優しく包み込み大切に愛する紳士攻…というお話。ただ攻が受の据え膳を食うのが早いのとエロが多めなので、普通の不憫受が幸せになる話を単純に期待すると違うかな。
    結局のところお互い相手に依存せずにはいられない割れ鍋に綴じ蓋的カプなところが、病み要素好きにはたまらないかと。自分は病み要素は特にないので、そこまでは。執着攻なのは良かったです。

  • ▼あらすじ
    家出し知人から暴行を受けて逃げ出したところを、骨董商である花賀屋に拾われた十有。傷ついた心と体を慈しむように愛でられて……。

    ***

    葵居先生の作品は「とろけるまで縛って」がどストライクだったのでこちらの作品も期待していたのですが、実は私、敬語攻めがあまり好きではないのです。(単純に趣味ではなく、萌えられないので)

    こちらの作品が敬語攻めを取り扱うと知ったのは本を購入してからで、正直、萌えられるかどうか不安な部分もあったのですが、いざ蓋を開けてみたら自分でも信じられないくらい萌えてしまって、本当に吃驚しました。
    今までのケースだと敬語攻めってだけで読書意欲が半減してしまい、読み終わるまでに時間がかかっていたのですが、それがどういう訳かまるで嘘のようにスラスラ読めてしまい、ある意味ショックでした(笑)

    考えてみれば、「とろけるまで縛って」もSMあんまり好きじゃないのにめちゃくちゃ萌えたので、改めて葵居先生ってすごいなと尊敬してしまいました。
    敬語攻めでこんなに萌えたのはこの作品が初めてです。

    今回は骨董商を営む上品な変態紳士攻め・花賀屋と、愛に怯える傷だらけなツンデレ受け・十有のお話で、物語中盤辺りまではとにかく甘くて花賀屋の凄まじい紳士っぷりにクラクラしつつ、最初こそ手負いの猫のように警戒して刺々しかった十有が次第に絆されていく様子が丁寧に描かれているので読んでいて楽しかったです。

    しかし表紙の雰囲気で大体察しがつくように、ただ甘いだけでは終わりません。
    物語が後半に進むにつれて徐々に不穏な展開に…!
    花賀屋の歪んだ本性が少しずつ明らかになっていくのですが、いかんせん物腰だけは柔らかいキャラなので紳士的な仮面の裏に潜む闇が垣間見える瞬間は恐ろしく、ゾクッとしてしまいました。

    根っからのあまあまものを好む自分としては甘さの中にも緊張感を感じさせる後半の展開(特に手錠のくだり)には少しヒヤヒヤさせられましたが、最後は読後感の良いしっかりとしたあまあまハッピーエンドを迎えてくれたので心底ホッとしたのは言うまでもなく。

    表紙だけ見ると物凄く暗くてシリアスなお話なのかな?と警戒されそうですが、中身はそれほど暗い訳でも重い訳でもないので、年の差CPや紳士攻めが好きならまず問題なく楽しめると思います。
    因みに今回もエロシーンは割と多めなのですが、攻めが変態という事もあってねちっこいものが多く、潮吹きやおもらしネタなども含まれているのでスカ系が苦手な人は少し注意が必要かもです。

    葵居先生は心理描写が丁寧で非常に説得力のある文章を書かれる方なので途中で引っ掛かる事もなかったですし、ページ数に見合った読み応えのある作品だったのでこの作品で出会えて良かったと思いました。
    あと、yoco先生のイラストもほんっっっとに素晴らしく、最近のyoco先生のイラストの中で一番好きかもってくらい萌えました…。花賀屋がハンサム過ぎてつらい…(笑)
    おかげで印象に深く残りましたし、とろける〜同様お気に入りの一冊になりました。
    葵居先生サイコーです…!

  • 好きな話だった。
    不憫受けが溺愛される話。攻めもなかなかの変態でした。

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著者プロフィール

葵居ゆゆ Yuyu Aoi
6月生まれ、かに座。『はちみつハニー』でデビュー。
今回はプレイ資料としていろんなお道具を調べたので、検索履歴が楽しい感じになりました。

「2022年 『僕は王様おまえは下僕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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