罪喰い (f-LAPIS LABEL)

著者 :
  • プランタン出版
3.11
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本棚登録 : 123
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829654675

感想・レビュー・書評

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  • 長男と三男のの兄弟もの。
    三男で書道家の瑛と才能があるにもかかわらずヒモのような生活を送る長男の雄矢。
    瑛に計算高い女性、桜子が瑛の前に現れてからそれまで均衡のとれていた兄弟という関係が変化していくのが中々。

    雄矢の瑛への想いが強く、瑛の恐れも分かる。
    でも桜子の二面生に騙されていてもあり雄矢を応援してました。
    かなり強引だったけど、でもだからこそ瑛も雄矢への想いに気づく事が出来たから良かったかなと。

    辛い時を経てこれからは2人穏やかな日々を生きて行って欲しいと。

    あとがきが良いです!
    先生の萌ツボ最高すぎて。

  • カップリングは長男の雄也×三男の瑛です。 実の兄弟です。次男の章吾は仲間はずれです。(カップリング的に)

    有名な書道家を父に持つ瑛は書道家の道に進みます。長男の雄也は書道の才能はあるものの跡は継がず女の家をふらふらと渡り住むジゴロです。次男の章吾は家を出て一人暮らし。母親が亡くなってるので瑛は父と家政婦と暮らしています。
    そこに知り合いから紹介された女性が入り込みます。この女性がしたたかで財産目当てっぽいんですよね、それで雄也は頑なにこの女性との付き合いには反対していたんですが、女性の方が一枚上手で父親や家政婦に取り入ってしまうわけです。
    雄也の瑛に対しての気持ちにも敏感に察するという・・・・どんだけ勘がいいんでしょうね(笑)
    瑛も周りに流され、婚約間近までいってしまいます、そこで雄也が女にとられるくらいならと瑛を拉致監禁します。ジゴロだけに身体で堕としにかかります。

    女性が警察に通報し、兄逮捕です。重い~! 瑛は女性との結婚に踏み切りますが(なぜに?)警察に捕まるも脱走した雄也と逃避行。結局は雄也は警察に出頭します。きちんと罰を受けるのでそれまで待っていて欲しいとのこと。
    一緒に警察に行きますが、そこで女性に刺される雄也、踏んだり蹴ったりですね。一命はとりとめ、おつとめを果たしている間に父親は亡くなり、帰ってきた雄也と瑛のこれからの未来は明るい感じで終わりです。

    すべての原因は瑛がはっきりしないからだと思うんですが・・・・・なんかちょっとイラっとくる受けでした。いろんなことに流され過ぎです。
    兄弟ものは好きなんですが、瑛が好きになれませんでした。
    兄→→→弟なんて大好物なのに! というか流されすぎて雄也のこともちゃんと好きなのか怪しいです、これも流されてるだけの可能性が(笑)

  • 攻が受にゾッコンなのは良かった。色々あった割には、読み終わって後を引くものがなかった。

  • 「女の人が絡んでくるとBLってあまり好かれないよなぁ」と、勝手に思っておりますが、私は比較的好きです。でも、私にとって二番煎じ三番煎じの作品となってまして、あまりピンと来なかったです。
    中原センセイも小山田センセイも好きなんですけどねぇ…。でも、受けの成長に好感でした。

  • 実の兄×弟と監禁!ですがこの話で一番どろどろしているのは婚約者の女です。女って怖い。
    瑛が流されすぎなので、もう少し自分で考えて行動しようよ!

  • ★3.5。受が流されまくっててあまり背徳感なかったけど、攻のフェロモンのヤバさは伝わって来ました(笑)桜子は確かに打算的だけど攻が言うほど悪女ではなさそうだったのに、悪女の役回りをさせられた感が。近親相姦を批判した点は、まあ当たり前じゃないかなと。むしろ受を手に入れるためとは言え女にやっかいになる攻の方にモヤモヤ…。ところで兄弟間の監禁?って親告罪じゃないんですね。刑事事件になって逃亡劇だの実刑だの驚きました。この程度の監禁ならBLであるある過ぎて私の感覚が麻痺しているのか…。

  • 【感想】
    女性がでてくるBL小説ってあんまり好きじゃないんだけど、これもやっぱり好きじゃない!って思いながら終盤近くまでなんとか読み進めた甲斐があった。終わりは良かった。けど終盤までの受けの態度が気に入らない!もう女性も絡んで受けにイライラ。ハッピーエンドの終わりに救われたけど繰り返し読みたいと思わないから★3つ

  • 備考:実兄弟/兄×弟

  • 近親相姦もの。中原作品ではエロがぬるめな感じがしました。長男:熱血フェロモン垂れ流しガテン/次男:冷血そうな眼鏡エリートリーマン/三男:大和撫子書家…で、主人役は長男と三男。個人としては、とっても眼鏡エリートな次男が気になります。二人に感化されて、会社であんな事やこんな事して欲しいです。www

  • 長男×三男。次男は常識人だけど、兄の三男への執着に気付きつつも放置(笑)結果、三男は拉致られますけど、長男への愛に気付いて。でも兄も弟の婚約者も犯罪者となってしまったので、最後、ラブラブ…のつもりでしょうけれど、楽しい兄弟BLにするにはちょっとしこりが残りました。

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著者プロフィール

2001年に白泉社にてデビュー。シリーズ物を多く手掛ける。

「2016年 『極道の淫らな挑発 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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