薔薇と狼姫 ヴェルサイユ・ロマンス (ティアラ文庫)

著者 :
  • フランス書院
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829665404

感想・レビュー・書評

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  • 人狼の設定は無くてもいいかなと思ったけど、これはこれで楽しめました。
    Hシーンがセリフより描写メインで進んでいくのも雰囲気があって良いです。

    エピローグはちょっと詰め込みすぎかな?
    少し本編に持ってきて欲しかったかも。

    西洋史に対する造詣が深く、物語がしっかりした感じでとても好みな作品でした。

  • 狼に変わるお姫様と幼馴染みの男の子が大きくなって、偶然出会って、そのときには、すでにお姫様には夫がいて・・・っていう感じのお話で、正直、変身ものは微妙だなぁと思いました。

    絵は綺麗だし、それほどH描写は少なくて、その点は読みやすいんですけど、クーデターを阻止したあとの2人のその後っていうのが、妊娠して自殺未遂とか1つの章になりそうなのに、さらっと流されているのが残念でした。

  • アベルとリリアン=マリーは、かつて愛し合った初恋の仲。今は寵姫の弟と公爵夫人。舞踏会で再会した二人は情熱に火がつき思わず口づけを…。でも、いけない恋―彼は国王の忠臣。彼女は王家転覆を狙う公爵の花嫁。それでも惹かれ合い、甘い夜を過ごして真実の愛に目覚めた二人の前に、妻の裏切りを知った夫が現れて…。爛熟期フランス宮廷―甘美で官能的な大人のロマンス。
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    「海賊と姫君」がなんとなくよかったので購入してみました。

    あんまり狼姫という設定が使いきれてなかったかなぁ~ってのとラストのほうは蛇足というかはしょったの?みたいな。
    妊娠して自殺を図るとかものすごくその心情がわかる描写があるならまだしも・・・って気にさせられました。

    主人公二人の立場の対峙はもう少しはしょっちゃって、そのあたりの心境をしっかり書いたほうがダークファンタジーらしくなったのかもしれませんね。
    「狼の血族」のような雰囲気を目指してほしかった。
    エロシーンは軽めなので、移動中でも読めそうな感じですかねぇ。

  • 6月の新刊。
    う~ん、狼姫というのがちょっと独特。独特すぎる……。
    狼に変わってしまう姫って共感しにくい。
    異世界すぎて、ダークもしくはゴシックな雰囲気。
    ここまで来れば、体の変化をもあいまって「キスより先」を描くのは面白いかもしれないと思ったけれど、肝心のその部分の描写が少ない。
    だったら、コバルトで出せばいいじゃん!と思ったけど、コバルトでこういうダークなものは出せないのかな。
    よく分かんないや。
    試みは新しくて評価できるとは思います。デジャブ感たっぷりの薄いファンタジーよりはいいとは思うけれど。
    狼に変身しちゃうのはヒーローのほうがいいよね。
    あと、字が詰まりすぎ。読みにくいんだあー。読みやすい尺というのも考えて欲しいです。

  • 無条件で惹かれ合うというのがいい。こんな恋がしたいと思わせてくれる作品でした。

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