溺れるほど花をあげる 聖人は花嫁を奪う (ティアラ文庫)

著者 :
  • フランス書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829665473

感想・レビュー・書評

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  • 伯爵令嬢のイレーネが恋する聖職者のサヴァリオ。サヴァリオに迷惑をかけないため、軽蔑されないために自分の恋心を隠そうとするイレーネが焦れったくなる。でも、大切な人に嫌われたくない、その人のことを守りたいと思うのは理解できるけど。好きと言って欲しいサヴァリオと、隠そうとするイレーネ。すれ違いばかりの2人だけど、お互いを大切に思っているのは間違いないから、ちゃんと伝わればその後は安心かも。と思えた。

  • 仁賀奈さんの作品にハマって
    これも読みました。
    腹黒な感じのヒーローが良かったです。
    でも私的には年下ってのが残念でした。
    年上だったらもっと好きになってたかもな

  • 初めて読んだ仁賀奈さんの本。
    執着系ヒーローの良さを初体験。

    ストーリー的にはまあまあ、王道遣いでそこそこ楽しめます。
    最後はファンタジーで決着をつけます。
    いや、途中から宗教ファンタジー要素が入っていますね。

    この作品で大事なのは、エロです。
    執着系ヒーロー、聖人サヴァリオ様。
    ヒロインは、冷酷な叔父に家督と財産を押さえられてしまい、叔父に有利な政略結婚を無理強いされている令嬢、イレーネ。
    叔父が異端の術にかかり、サヴァリオの命を狙う罪を犯し、彼女にも同様の嫌疑が掛けられます。
    その疑いを晴らすために、サヴァリオの身体検査を受けることになるのですが…それが…という内容。

    身体検査の内容が、とてもエロいです。
    ひとつひとつ、段階を追って丁寧に、ねちっこく羞恥プレイ的です。
    片思いではないと気づいたサヴァリオ様のはじけっぷりがまた凄いです。

    執着系入門編として最適。

  • 2012年5月9日読了

    レーベルがあるのは知っていたけれど読むのは初。某方より作家陣がなんともすごいという話を聞いて、ちょっとだけ手を出してみた。
    なんというか…私はもっとストーリー重視の方がいいな(笑)
    濃厚すぎると言うか、そんなに回数要らないって言うか…(-_-;) 個人的にはあんなに連発されると食傷気味かもしれない。この本に関しては完璧にイラストレーター重視だったしね。

  • よくある宗教ものですが、サヴァリオが腹黒というより、なんか狂気を感じて、初Hまでの尋問みたいなのも、イレーネ騙されてるよって、ちょっと同情しました。

    両親の遺産を勝手に遣い込み、邪魔なイレーネを結婚させようとした上に、イレーネにも乱暴しようとした叔父さんなのに、最後までただ一人の肉親だからと心配するイレーネにも、あんまり共感できませんでした。あんなことされたら、厳罰にって普通思いそうなのに、ほんときれい事だなぁと。

    それに敵として出てきていたサヴァリオの兄アンドレアがちょっとしか出てこなくて、サヴァリオが出てきたとたん、諦めちゃったのはもったいなかったです。エロシーンはもうちょっと少なくてもよかったから、アンドレアがなんでイレーネを手にいれようとしたのかとか、兄弟の確執がもっと書かれてると楽しめたように思います。

  • なんかローマっぽい小さな宗教小国が舞台です。
    ヒロインは義理の父に虐げられていて、財産も奪われそうになるんですが、義理の父の宗教的な裏切りが国にばれて、教会に主人公も軟禁される感じになります。

    彼女を管理するかんじになるのが、ヒーローである聖職者。
    彼はヒロインの憧れの人なのですが、なんとなくじんわり、ヒロインにくっついているヒーローがなんとなくよくわからない風で戸惑いつつ一緒にいるって感じですね。

    でも全篇読むとものすげー怖いんです、このヒーロー!
    まるでストーカーかよ?みたいな。
    しかも初エッチとか、ほぼだまして持ち込んでるというか!?
    宗教的な問題で、ヒロイン裸に向いて愛撫しつつ彼女を追い詰めるというか。

    本当はヒーローと対決する彼の兄のゆがんだ関係の方をクローズアップした方が面白いかもって思いました。
    兄の弟に対するプライドゆえのゆがみ、そこに挟まれるヒロインの方が絶対に面白かったのでは?とおもいました。

    あとエッチシーンがヒロインが罪悪感を覚えるというか、敬語で責められるっていうよりは「ものほしそうな顔してる」的なこと言われちゃうんで初めてで純情なヒロインみてると本当にかわいそうな感じが・・・。
    まぁ気持ちは通じあっているという設定でのエッチでかなりねちこく描かれてるのでそれ目当てだと楽しめるかもですね。

  • 面白かった、んです。
    えろシーンもそれはそれは濃厚で。

    腹黒敬語責め、個人的には大好きなキャラ設定だったんですが
    なぜかサヴァリオには全く萌える事がありませんでした(´・∀・`)
    何故だ…!


    むしろ悪役側のアンドレアに萌えた私って…私って…(;ω;)

    多分、狂愛だったような気がしたからです。
    最愛の一人を想いすぎて他全てを犠牲にするという発想にきっと私は萎えたんだと…思われる。
    あとはヤンデレと微妙なラインだったからかなあ…。
    イレーネを殺しはしないだろうけど、イレーネに関わって気にいらないやつ全てを闇に葬っていそうな気さえする…恐ろしい!

    最後のえろシーンもそうでしたが、度を超えた意地悪と
    裏の性格の悪さに途中からヒロインが何故未だにサヴァリオを好きなのかさえ理解出来なくなってしまいました。


    ストーリーとしては嫌いじゃないです。
    しかし…前回読んだファムファタルといい…叔父に両親を殺されるっていうのは最近の流行りなのかい?(笑)
    イレーネも好きな方。
    ただサヴァリオに萌えなかったんだよなあ…それが悔しい。


    でもこの方の他の作品も読んでみたいなと思っているので、他作品が楽しみですが。
    作者さんのあとがきも面白かったですし( ̄ー ̄)

    イレーネ…死ぬなよ!(笑)

  • 年下攻めだけど、年下とは感じなかった。

  • ソフトに年下攻め。いじめ方もソフトで強引。いいですね。好み

  • いろんな意味で、主人公は馬鹿だなと思った。
    自分を襲ったり、親からの財産を横取り、自分の都合のいいように嫁がせようとする叔父に親切にしたり、身を案じたり....
    途中で読む気が失せてきます。

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著者プロフィール

仁賀奈(にがな)
小説家。主にティーンズラブ小説、BL小説のジャンルを手がける。代表作のひとつ『シンデレラ・クルーズ』を刊行したフランス書院ティアラ文庫をはじめ、多くの出版社から著作を刊行し続けている。

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