- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829685471
作品紹介・あらすじ
――こんなBL見たことない!
鬼才の新人、笑撃のデビュー!!
唯一の肉親である兄が音信不通になって約10年。
身寄りのないツヅキの生活は荒れ、悪友達とその日暮らしをするようになっていた。
だが、そんなツヅキの前に兄・ハジメが突如姿を現し――!?
Canna作家陣から熱烈な支持を受けた鬼才の新人、笑撃のデビュー作!
感想・レビュー・書評
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BLとしても読めるけど、これはBLではないな。でもやっぱりBL?ん?BLって一体なんだっけ(笑)?てな1冊。あぁ~でも面白かった!BL期待して読んだ兄の忠告だけどそうでもなくて。で…最後に兄の告白を読むことで当初期待していたものは得られたけど終わってみるとそこは無くてもよかったかもな~と。でも好きです。
一番好きなのは毛虫。笑えて泣けて最高。毛虫っていうよりイエティ?モジャモジャかわいい。しかも酸っぱいとか…笑撃。
恋愛体質の作家の話も良かった。失恋した彼を想ってスプラッター作品を作るのに、恋すると波の音がきこえて気持ちが南の島に行っちゃうから作風変わっちゃうの。
強盗とパン屋の話も、話の食い違いが面白いって話かと思ったら面白さは更にその先だった!
役所の職員と公園にたむろするホームレスを守る酒屋の話は、桃太郎持ち出すならもっとそれっぽく話をまとめて欲しかったなぁ~と、そこだけ残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういうBLっぽさが控えめな作品が大好物なので非常にありがたかったです!!
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短編集。お話のどれもが、この短さでこんなに愛着持てるなんて!?と驚いてしまうほど人間的で魅力的なキャラたちの交流を丁寧に描いている。BLというよりは男と男の人生。LoveではなくてLife。
どのお話も素敵なのだけど、特に好きだったのが失業壮年のユキチとダメヤクザのイナゾウが、勘違いすれ違い、でも最後には手に手を取って夢追い新たな人生を目指す「The swerve。」
大変ほっこりしました。
どれも人情味にあふれる作品たちだ。 -
同時収録『毛虫』だけで単行本3冊分くらいの価値あります。
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なんだろうこれBLなのかな…でもすごい好き!
テーマ難しい感じ作品が多かったけど小難しくならずに楽しく読める仕上がり。あと絵がほんとーーーーーに上手い…………。カンナでよくこれ描けたなー。朝田ねむいさんローラーしたい。 -
BLと思って読んだら肩透かしを喰らうかもしれないけどそれでも十分面白いし何と言ってもストーリーと絵にセンスがある。兄の話はダークで非常に私好み。描き下ろしはあるけどもっと続きが読みたくなる。他の話もシュールだったりコメディーだったりほのぼのしていたり。海外のショートストーリー読んでる(観てる)感じで楽しめました。
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表題にもなっている兄の忠告以外にもいくつかお話があり、どれも一般的にBLに分類される作品とは少し毛色の違ったお話です。
言ってしまえばストーリーはちゃんとしてるのですがジャンルとしてはBLとしてじゃなくてもいけます。そのくらいライトです。
でも特に表題のお話に関してはその「兄弟以上BL未満」的な関係が絶妙で読み手としては焦らされてる感はんぱなくてクセになります。
絵柄もかっこよくて好みの方なのでこの兄弟にもし続きのお話が出るとしたら凄く読みたいです。
表題は少しアンダーグラウンドな雰囲気ですが他の作品はほのぼのしてるのでそのギャップもいいと思いました。
ただ、逆にこれだけ話の方向性に差があるならいっそ兄の忠告だけ別の本としてもっと長く描いてもいいのでは?と思わなくも無かったです。
最初にも言った上に他の方も書かれてますがやはりBLジャンルとしては少しイレギュラーな内容ではあるので人を選ぶと思います。
ストーリーや関係性重視の方なんかにはお勧めしたいです。 -
ボーイズがラブ、してない…!?(笑)
ヤクザと強盗と毛虫と桃太郎と夢見がちな小説家。なんか、じわじわくるけど、何せボーイズがラブしてない。 -
小説家と編集者の話が一番好き
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めっちゃ面白かった!続きはよ…!!