- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829685686
作品紹介・あらすじ
2014年に『兄の忠告』でデビューした実力派新人・朝田ねむいの待望の2ndコミックス!
ゲイ向け風俗店「サーカス」へ、ようこそ。
感想・レビュー・書評
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よ…よくわからない…。
分からないけど凄い良かった…良かったとしか言葉が……。
借金のカタにゲイ向け風俗に売り飛ばされ的なテッパン設定だし、愛だの何だので大盛り上がりでも無いし、BL括りの話で設定もコレなのにいやらしシーンがふんだんに盛り込まれ出るとかでもないっていうかほぼ無いに等しいのに、凄い良かった……
でもちょっとだけオチにあれっ?そっちですか…ってなっちゃったのはひみつだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素晴らしかった。ひたすら素晴らしかった。たまにこういう作品に出合えるから、わたしはBL読みを止められない。
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純朴な性格から風俗嬢に入れ込んで借金まみれになったサラリーマン・ケイは、死のうとしたところを救われて、ゲイ向け風俗店「サーカス」で働くことになる。
自由気ままで豪放磊落、ギャンブル大好きなジョーに、客のためなら女装にプレイも厭わない毒舌、でも一途に入れ込む女の子がいるリン、蠱惑的で技術巧み、どこか得体のしれないシロ。訳ありの男たちはキャラが誰も彼も立っていてとてもよい。事情を抱えて、それぞれの人生に悩みながら生活する男たちのありかたにはリアリティにあふれていて、互いの交流に人間味がある。
BLである以前に人を描いている作品だと思う。
兄の忠告でも思ったことだけれど、朝田ねむいさんは人生一度終わった人間が別の新たな人生を生き直す…とか、新たな視点で人生を見つめなおす…というメッセージが物語から感じられてとてもよいな。 -
単なるBLではない作風好き。
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ジョーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!お前ってやつは!!最高だ…
ラブド・サーカス 最高
最高最高(2017.5.10) -
人物描写がしっかりされていてどのキャラも心惹かれ、すっごい楽しくて読み終わるのが寂しかった!続き物を書くのが初めてとのことですが、ここまで安定した絵柄なのに!?びっくり!
ブクログ2016ランキングで高評価だったので手に取りましたが評判通りの素晴らしい漫画でした!この作家さんは他のもぜひ読んでみたい!
強いて言えば王道なラブシーンみたいなのがなかったのがもどかしい。でもそれ差し引いてもすごく楽しませてもらったから満足度高いです! -
借金のかたに風俗店で働くことに…なんてBLでもよくある設定だけど、こうまで良質な作品に仕上がるのか、と感動。最初から最後まで素晴らしかった。
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男性用風俗店サーカス。スキンヘッド紳士のお客さんの回がインパクトあり過ぎて本筋がかすんだ笑。じわりとくる話でした。
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独特の雰囲気。世界観がきちんと出来てて面白かった!!!
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★3.5駄目な男を魅力的に描くのがうまい。もっと色々な客が来る所が見たかった。
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リンちゃんの話が読みたかったなあ。女装子すき。
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久し振りに…ちゃんとBLを読んだ気がする。借金の肩に、と言う生々しさがありつつ、カラっと描く作者の力量。漫画的と言うよりとても映画的で、この様な手法で描ける代表者はSHOOWAさんと朝田さんじゃないだろうか。ねむいさん描く漫画に登場する魂に負った傷さえ把握していない、人から見れば惨めな状況に在るある意味において「無垢者」である描写が…『Loved Circus』のシロ然り、『Dear, My GOD』のリブ然り。絵柄もそうだけど、やはり森脇真末味さん系譜の特筆すべき作家さんだと思う。
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すばらしいです!
借金のかたに男色売春宿【サーカス】に売られた主人公。そこにいる店員も、そこに来る客も一癖ある人ばかりで…
というのがあらすじです。
理解しがたい、理解されがたい性癖だと思いながら現実を生きる人々が、愛されながら少しずつ変わっていく。そして、ラストが本当に美しい! -
とらに駆け込んだらまさかの売り切れ。
初読みですが人気の作家さんなんですね。
で、期待通りとってもおもしろかったです!
受け攻めがいて愛を育んでいく、いわゆる「BL」ではなくて、ゲイ風俗店の従業員、お客さんの群像劇…と言えばいいのかな。
どこがどう面白かったか、明確な感想を表現しづらいのですが、読んでいて次のページを捲るのが楽しみだと思える漫画に久々に出会えた気がします。
うーん、強いて言えば、空気感…?
訳アリ男性が集う不思議なお店の中の、不思議な友情・連帯感があるんだけど、でもお互いが絶対的な個として相容れない部分もあって…っていう。
別に世の中ってそーゆーもんじゃん?当たり前じゃん?ってツッコまれちゃいそうな陳腐な感想ですがw
この空気感がなんとも言えず…
とりあえず、腐女子だけで共有するには惜しいので、たくさんの層におすすめしたいです。 -
個性が光る、注目の朝田ねむいセンセ。
風俗嬢のために借金まみれになり自殺を図った平凡なリーマンのケイが、命を救われ再起した場所は、ゲイ向け風俗店「サーカス」。
裏表紙のあらすじからはガチムチ系エロ特化の話だと思ってしまいました。
主人公のケイを含め、登場人物は特別ゲイってわけじゃないのに、風俗店という仕事の内容もあって作品的にはゲイの話でしたw
でも、エロがメインではなかったですね。
マグロ漁船よりはマシな仕事で、ケイが救われそして、救う話です。思ってたより深くて、苦味も充分で、ある意味大人向けです。
確かに一度絶望を味わった人間は強いかもしれません。打たれ強かったり、開き直れたり。シロが言うように生きていればどうとでもなるし、どこでだって心次第人間次第で良い人生は送れるはずなんだと思える話でした。
お店の仲間たちがとてもよかったです。良いところも悪い所もひっくるめて生き生きしていました。抱えてる事はあっても、へこむ事があっても、全員たくましく生きています!
団長さんも奥さんも優しくて味があって、しみじみしてしまいました。シロのことをずっと大切にしてきたのが伝わってきました。
お仕事上、理解しがたい性癖を持ったお客さんも色々登場して面白かったです。特に山口さんのギャップ感が素晴らしすぎて…!うっかり萌えました。
風俗店で働くケイ、シロ、ジョー、リン4人それぞれの人間模様が際立っていて、話に引き込まれました。
ケイが店を辞め再出発するところから1話で駆け足展開になってたので、そこをもっとじっくり読みたかったです。シロとケイの距離がどういう感じでどこまで近づいたのか気になる…!
ジョーとソムの犬も食わない話も面白かったけどw
とにかく、読ませる力がある作家さん。