グレーとブルーのあいまで (Canna Comics)

著者 :
  • プランタン出版
3.73
  • (11)
  • (19)
  • (13)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 192
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829685822

作品紹介・あらすじ

義父はゲイでした。

性格も容姿も平凡で「つまらない男」と
評される高校教師の甲太郎。
甲太郎の義父で、50過ぎてもどこか色気漂うゲイの庚子。
若さと美貌を売りに男をとっかえひっかえしている
甲太郎の教え子・小夜谷。
年齢も立場もバラバラな3人が
甲太郎を中心に繋がっていき――。
いくつになっても愛に不器用な男達のラブストーリー!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一度読んだときはそうでもなかったのですが、再度じっくり読み直してみるとやっぱりのぞ先生の魔法にかかりますね・・・ここまでチャレンジされているって素晴らしい。

    おじい様よりのおじさん受け(結構衝撃)、対する攻めは無邪気ではなく無鉄砲でまだまだ青臭い高校生。最初はツンとして(大人を)こばかにしていた高校生 寅くんが、おじ様の庚子さんに助けられてプライド折られて褒められて、庚子さんにどんどん惹かれていく描写がとっても甘酸っぱく、キュンキュンしました。ほんとにかわいい。その二人を見守る(巻き込まれる)、庚子さんの娘婿にして寅くんの先生、申太郎さん。優柔不断な30代、いいメガネ。寅くんの一生懸命さと比較するように、申太郎さんの苦い大人事情(濁したままでいたい人間関係や妻との関係などなど)だったり、達観している庚子さんの出方(青年を振り回すことに対する臆病さ、娘を持つひとりの親としての気持ち)も絶妙で、じわじわ進むストーリーにこれだけ人生の幅を見られるBLもなかなかないんじゃなかろうか、と改めて感じました。
    名前に年齢のヒントがあるだろうな~、申年の申太郎さんが32歳なら、子年の庚子さんは52歳、雅寅くんは16歳(一年半年経って・・・と描写があるので17歳だろう)、
    おお・・・歳の差すごい・・・ってあらためて思いました。

    タイトルも、青い寅くんとその合間にいる申太郎さん、そしてグレイ(白髪)に染まりゆく庚子さんの、すべてを包括するタイトルで、ああやっぱりのぞ先生、好きだな・・・と感じました。

  • BL(男同士の恋愛)ではあるけれど恋愛漫画というよりはヒューマンドラマの類いに入るような、なんとも不思議な感じ。

    マサトラがこんなに本気だとは思わなかったなぁ。
    こうしさんも。

    おじさん、おじいさん系のBL制覇したいので読んでみたけどこうしさんがセフレ?にどんなひどいプレイしてたのかよくわからなかったぁ
    イ○マ?

  • 年の差40くらい?さすがにキツかった。
    ただゲイの義父と義息子が友人になっていく展開はとてもよかった。歳を取りすぎたのか高校生に手を出す大人はどんなごたくを並べようとクズだなと思ってしまう。

  • んー。センセーショナルな設定だけ先行させて内容はついてきていない感じ。じいさんっていってもまだ50代?なのに見た目はめちゃ老けてるし、モブとの行為とはいえ見た目じいさんになんてこと…って気持ち悪くなってしまった…。大学生攻めが何で惚れたのかもよくわかんないし、婿どのとのトキメキは一体なんだったんか…なんか色々イタイじい様だ。介護問題は真剣に考えましょう

    タイトルはすばらしく秀逸

  • 40歳差は初めて!高校生の小夜谷、教師の甲太郎、その義父庚司。この庚司さんが60手前ながらお洒落でグルメで色っぽい!仕草も言うことも粋!そして外見チャラい小夜谷が実は中身めちゃいい男、オトナの庚司を落とすためにあれこれ頑張るのがいじらしい。庚司は昔の初恋こじらせてて甲太郎に初恋相手を重ねてる、小夜谷もそれを見抜いてる…結局甲太郎は最後までノンケなのですが誰のことも甘えさせてくれるような彼の存在のおかげもあって恋愛成就となる感じ。初挿入もちゃんとありますよ。しかし庚司さん、60歳前なのに作画は70歳くらいの風貌に見える……ので最初それに戸惑いました。

  • 年の差カプ。高校生とジジイとかめっちゃいい。義理の息子もいい味出してる。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

7月31日生まれ。2010年、「Citron」(リブレ出版)にて『婚前旅行』でデビュー。女性誌、青年誌で活動中。主な著書に、『わたしは真夜中』(幻冬舎コミックス)、『真昼のポルボロン』(講談社)、『最果てから、徒歩5分』(新潮社)などがある。三度のご飯が好き。

「2022年 『僕はメイクしてみることにした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

糸井のぞの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×