- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784831514578
作品紹介・あらすじ
動物園と水族館それぞれの専門性、仕事の違いを含め、なりかたや養成課程も詳しく解説します。
感想・レビュー・書評
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/709366詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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中学生ぐらいまでに読むべき本のよう。
飼育員には、専門学校に行くか、限られた学部に進むというなり方しか書かれていないので。
飼育員インタビューで掲載されている人も、全員そのような進路を歩んできた人で、脱サラして飼育員になりました!というような人はいなかった。
でも、水族館はサービス業なのだから、もっと中途採用とか、いろんな分野から採用してもいいんじゃないかと思う。
海洋学部って、偏差値低い所多いし、そういう大学は設備も整ってなかったりする。
飼育員は狭き門なんだから、視野を広げればそんな所の卒業生より、もっと優秀な人材確保できるんじゃない?
正直、魚の飼い方なんてちょっと勉強すれば分かるし、後はその水族館毎のルールに従うんだし。勿論日々勉強は必要だけど。
この本の中に、「うちの水族館は人間関係で担当変えを希望する人が多いが、そんな理由で好きな生き物から離れるなんて信じられない!」という某飼育員さん(誰だか何となく分かるけど)の話が載っている。
あなたはそうなのかも知れないけど…。
社会人の世界で、相手に担当変わりたいと思わせる程の行動取る人って、結構問題ある人だと思うよ。
水族館の飼育員がブログとかで時々炎上騒ぎ起こすことがあるけど、こういう暴走屋がいる所でよく皆働いてるなーと何度か思った。
あと、バックヤード作業が無理な体勢でやるから腰痛持ちが多いとか。
いや、バックヤードの造りを作業しやすく変えなよ…。
サービス残業も多いって言うしね。
根性論だけでやっていこうとする、典型的なブラック会社思考。
まぁ日本の企業はほとんどブラック企業なんだけど。
それにしても、こんな人気業界でありながら、大した人材を揃えられないのはやはり、採用対象に幅を持たせてないからじゃないかな。
ほとんどの水族館は企画展示も微妙なのが多い。
宣伝だけに力を入れても、中身がない物ばかり。
お客さんのツボが分かってない。子供騙しのおんなじような企画ばかり、惰性でやってる。
視野が狭いんだよ、やっぱり。
水族館がこんなだからシーシェパみたいな思想の人間が育つんじゃない? -
誰もが子供の頃に、動物園や水族館へ行ったことがあるでしょう。
本書は、そこで働く人たちへのインタビューと日々の業務内容、そしてどの様にして職員になったかなどが書かれています。
正直なところ図書館で斜め読み程度の気持ちで手に取ったのですが、面白くて楽しくて、子供の頃に行った動物園や水族館が懐かしくなりました。
本書を読んだあとに水族館へ行きました。
何だか新鮮で、展示などの工夫を見つけては感心している自分がいました。感動と言ってもいいかもしれません。
物の見方が変わる、是非読んでいただきたい一冊です。