- Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784832234093
感想・レビュー・書評
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◆エアガンを使用したサバイバル・ゲームに目覚めるOLの成長をコミカルに描くシリーズ第3巻。
◆主人公とサバイバル・ゲームの出会いを描いた1巻、一緒にチームを形成していくチームメイト達、そしてライバルとなる人達を描いた2巻、今回は主人公の成長を描きながら、社会人らしいゲーム参加動機、ライバルの物語…とバラエティ豊かな構成の一冊。
◆読みやすく、またサバイバル・ゲームの知識が無い読者にも分かりやすい構成、主人公も可愛らしくて、安定感のあるサバゲー・コミック。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人気はあるけど、まだまだ、注目度は高い、とは言い難いサバゲーを扱った漫画も三巻目
松本ひで吉先生の『さばげぶっ!』は同ジャンルですが、あちらはコメディ色が少し強すぎる面があるので、私は銃弾が飛び交い、昂ぶる勝利への渇望に反し、集中力が冷たく研ぎ澄まされていく臨場感を、迫力満点に描いている、こちらの方が好きですね
私は基本、刀やナイフなどの斬撃系の武器が好きなんですけど、森尾先生の細部までリアルに描かれている銃が活躍している漫画を見ると、思わず、手に入れたくなります
そうやって、読み手に興味を持たせるパワーを持っている漫画です。流血がなければ、銃撃戦の面白さは伝わらない、なんて陳腐な偏見は吹っ飛ばされます
また、大人になってから熱中できる「何か」を見つける嬉しさ、練習や実戦を重ねていく事で自分が成長していく実感を密に感じられる喜び、同じ快感を知っている同志と協力、逆に鎬を削り合う面白さ、を伝えてきてくれます。恐らく、それは森尾先生自身が、サバゲーに本気でのめり込んでいるからなんでしょうね。伝達力、その点で言うと、岡本健太郎先生の『山賊ダイアリー』に近しいでしょうか?
収録されている話(バトル?)はどれも面白く、手に汗握るものばかりですが、個人的に推したいのは、ゆいの目標であり、ライバル、そして、この作品のもう一人の主人公である千石さんが、自分らしくいる自信を貰う26th shot
アクションが激しく、戦闘のセンスを要求されるだろうから、実写化はそう簡単じゃないだろうけど、今はマニアックな趣味を持っているアイドルや女優もいるから、気長にその日が来るのを待とう