小森さんは断れない! (3) (まんがタイムコミックス)

  • 芳文社
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本棚登録 : 143
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832253261

感想・レビュー・書評

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  • 同日発売の『おじょじょじょ』と比較すると、どちらかと言えば、友情色の方が強いものの、しゅりちゃんと大谷君、この二人の男女としての仲が、互いに相手にほんの少し、変化した気持ちで歩む寄ったので縮まっているように思える
    また、めぐみと山中の間にも、奇妙な縁が結ばれた
    恋愛感情では決してなく、けれど、友情と一括りにするのも違う、奇異な関係性
    ホントにあるか、これまで何百回と論議され、未だに答えが出ていない、男女間の友情、これが二人を結んでいるものだろうか?
    進路を決める時期が訪れた事で、一同もちょっとだけ真面目モードに
    でも、基本的には通常運行なので、緩い気持ちで読め、時に真面目に考え込ませてくれる
    入塾や修学旅行、希望する高校の下見も兼ねた文化祭訪問、デート(笑)などの青春イベント盛りだくさん
    巻末の番外編では、意外な、しかし、この『小森さんは断れない!』でも最重要と言っても差し支えない、あるキャラの抱えていた秘密が明らかに・・・まぁ、そんな表現は大袈裟にしても、ここを読むと一巻から読み返す時に見方が変わって、更に楽しめる事は確実
    個人的に推しの回は、“特別編・西鳥さんはこだわらない 3”

  • 部活を引退し、受験シーズンに本格突入したしゅり達。
    受験を通してどのような高校に行きたいのか、自分はどういう人間になりたいのか。そういった点を自分に問い直していく少女たちの有り様が何とも思春期真っ只中といった印象

    しゅりたちと同じ高校に行く為にいつにない熱量で勉強を始めためぐみ
    いつも頼ってきたしゅりには安易に頼ろうとしないし、塾にも通い始めてしまう
    普段の自分と異なる行動を取るということはそれだけ本来の自分とは?といった問いをすることに繋がるし、自分の将来をどうしたいのかと疑問と向き合うことでも有るのだろうね
    だからこそ、これらの場面でめぐみと話す相手として登場するのはいつものメンツではなく、山中という少年になるのか

    山中は本作では珍しく親の期待を背負いながら生きている少年。それ故に少し大人びたように見える。でもその大人びた態度は友達の少なさにも繋がってしまうわけで
    塾の中でぽつんと佇む山中と似た状況に思えためぐみが結局は塾の中でも変わらずに友達を作れてしまう光景を見て、彼はどれだけの感情を抱いたのだろうね
    口では「嫉妬してるのかも」なんて言っていたけど、それ以上のものが心に燻っていたようにも見えるけど


    高校の文化祭見学を通して、高校生になった自分を想像できるようになったしゅり達
    次巻はいよいよ卒業ですか

  • 受験ですねー。
    この漫画のいいところは時々サブキャラにもスポットが当たって丁寧に描かれる点かな。
    ストーリーに深みが増します。

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著者プロフィール

多数の作家を輩出している漫画投稿サイト「新都社」にて、『ピーチボーイリバーサイド』を始め数多くの作品を発表。2012年に『小森さんは断れない!』で商業誌デビュー。その他に『旦那が何を言っているかわからない件』『小林さんちのメイドラゴン』『おじょじょじょ』『チチチチ』など多くの著作がある。

「2023年 『ピーチボーイリバーサイド(13)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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