新装版 Nobody Knows (花音コミックス)

著者 :
  • 芳文社
3.84
  • (40)
  • (72)
  • (51)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 548
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832288294

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリアスとギャグの幅ねぇ…って考え込んじゃう。どっちも好きだからまぁいいんですけどね。ぐずぐずしちゃって進まない関係も好きです。

  • SHOOWAさんの作品は、独特のテンポが好き。
    表題作とそのほかの作品とでは、ギャップが激しいけれど温度差があるようには感じません。

    ヒロのおとうさん気分でいる、テルがかわいい。そんなことするおとうさんいませんよ!(笑)
    「Everybody Knows」は読んでいて、こういう流れだと振られたあとはヒロとテルで落ち着くのかしら、と思ったらそうじゃないのが面白かった。

  • SHOOWA作品は美しい。
    絶妙な距離感と、切ない独白。
    そして唯一無二のかけがえのない存在。
    一本の映画を見ているようなマンガです。

    作品によってはギャグになったり、振れ幅は大きいから苦手な方もいると思いますが、読んでおくべき作品です。
    ちなみに新装版ではない方も持ってますが、新装版の方が内容がガッツリ増えてますので、SHOOWAファンは必ずこっちも買っておくことをオススメします。

  • 設定は好きなんだけどイマイチ・・・
    この作家さん合わないのかなぁ。

  • ボーイズラブはむり。

    死んだじーさんの遺言なんですよ、いやほんとこればっかりには足を突っ込むなよと。深淵なるかな。ハーレクインとこれだけはだめだと。あれ?ジャニーズとヅカだったっけ?

    ‥まあそのええと、とにかく、この世界は帰って来れなくなる、ちみもーりょーの世界であると。
    だから避けてました。やたらと切れ長の目のキラキラした悪っぽいイケメンと、胸の膨らみを凝視してチェックしないとジェンダーさえわからない、なよっとした小柄で華奢なおめめパチクリ萌え系ダンシ。ページ開くたびにからみまくりなんだろう、ああもお、いいです神様、おなかいっぱいー!

    ただね、そんな自分だって、そういった描写をひゃくぱーとおらなかったわけじゃないんです。バナナフィッシュだったかパタリロだったか秋里和国だったかで(なんだ、かなり耐性あんじゃんニヤリ、ってしましたね?)、子供のできない男性同士のそれをスポーツとして楽しむうんぬん、と聞いて、ああそうなんだなんて思ったこともそう遠い記憶ではない。

    何が違ったのかなー、ひいてはこの作品、なんでバカにせず読めたんだろ。かんがえてふと、こんな考えにたどり着いちゃいました。

    いわゆるあたしの嫌ってりボーイズラブ系との大きな違いは、はじめにストーリーありきの点でした。ちゃんと男性同士であることに必然性があって、がゆえに悩むシーンもあって、つまり登場人物たちがそれぞれ、自らを異常なんじゃないか、って意識して行動してるんですね。だから内面にも踏み込むし、悩むし、葛藤もする。

    だから面白かったんだーけたけたけた。
    と、終わってもいいんだけど実は少し、続きもある。
    ちょっと変な想像もしてしまった。

    あたしが嫌がっていたのは実は、ノーマルではないことに葛藤しないボーイズラブの登場人物たちであり、つまりは、ヘテロを当然の正義とした金科玉条の世界を存在しないがごとく否定する、その表象する価値観だったりしないのだろうか、って。
    だとしたら、構図は逆転して、あたしこそが軽蔑されるべき愚か者って可能性もある。
    すなわち、そもそもがあたしの立ち位置が、ヘテロ至上主義の一元論である危険性ね。

    なーんても言えるのだ。
    ただあたしはね、あたしに甘いですからね、まあ、そう考えついているだけいい方だよ、完全無敵の一元論者じゃないって証明だよそのこと自体、っていっちゃうけどね。

    そしてやっぱり、出会ったびびっときたやったやったやりまくった!
    ってのはやっぱ、価値観うんぬんじゃない、あたしは嫌なんだ、そんな展開のないマンガ。そんだけ!

    ってことで、反省3秒。
    そしてこのマンガ、男性とかあたしみたいなふつーの人にも、オススメです。

  • 表題の「nobodyknows」良かった~せつなかった;;ススムがアンドロイドだなんて信じられない…!ずっと穏やかな日が続けばいいのに。でも次のお話で登場してた2人は、せつなさを全く感じなくって、あっちの話は嘘なんじゃ…とか思ったり(笑)「Every bodyknows」の2人はなんかピュアというか微笑ましくて可愛かった~。ヒゲがない樋野山さん別人!w

  • シリアスでわかりにくかった。アホ系のSSもありましたが・・・。やっぱりちょっと苦手

  • 作品集ということらしいが、いい作品がたくさん。中でも気に入ったのが「樋野山修一の教育実習」かな?作品中にはこの中に収録されているほかのキャラクターも出てくる。

  • shoowaさんの作品は、どこか映画的でそれもミニシアター系の派手じゃないけど心に染みるような切ない感じがする。確か向日性〜とかジン猫も同じ匂いがする近未来ものだが、これも凄い好き。
    そもそも男同士というだけで禁断なのに、アンドロイドと人間の恋って究極じゃないのかな。ビタースイートなエンディングだけどサラッとした描き方が下手に抒情を煽られるより心にグッとくる。
    後半のコメディは笑ったwwシリアスの後にこういうおバカなコメディ持ってくるあたり流石。ネコ修行を真面目に頑張る受け君の姿にエロさも萌えも吹っ飛びました(笑)いや、いい意味で。
    セクスシーンのフィニッシュと体操の回転を重ねるあたりshoowaさんの笑いのセンス光りまくり。チンしてバターに反応してしまう攻め君とか楽しい言葉遊びも満載!久しぶりにBLで声を出して笑ってしまった(≧∇≦)
    こういうシリアスとコメディの加減は確実にイベリコ〜に繋がっていると思う。何度も読み返したくなる一冊です。

  • アンドロイドが発展しありふれた存在となった世界が舞台のSFぽい話。
    アンドロイドのメンテナンス会社で働く二人が、恋におちる。

    『Non Tea Room』と登場人物が錯綜した連作短編、なのかな?二冊そろえて、何度も読むと味わいが変わると思う。ので、またレビュー書き換えます。

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

SHOOWA(しょーわ)
ボーイズラブ作家・漫画家。女性。シリアス、ユーモア、コミカルが並列する独自の世界構築で高い評価を得ている。
代表作に『月影』、『僕らの三ツ巴戦争』、『ニィーニの森』、『イベリコ豚と恋と椿。』、『向日性のとびら』など。

SHOOWAの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×