鳥の自然史―空間分布をめぐって

  • 北海道大学出版会
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832981911

作品紹介・あらすじ

本書は,第I部 日本の鳥類とその由来,第Ⅱ部 I分布の変遷とその影響,第Ⅲ部 分布のあり方を探る,第Ⅳ部 広域分布研究と保全・管理の4部,全体で13章からなっている。空間分布をめぐる研究は,近年,保全をめぐる動きのなかでも注目される生態学の中心課題のひとつである。とくに,希少種の生息条件の解明,生息域の分断・孤立化が個体群の存続に及ぼす影響評価,新たな生息地創出に向けての環境管理,分布や個体数の動向を監視する調査手法の開発などのかかわりのなかで重要な役割を果たしている。本書はこうした問題をも視野にいれながら全体を構成している。担当する執筆者は,関連分野で活躍する17人の主に若手から中堅の研究者である。本書により,読者は鳥類の空間分布をめぐる研究の現時点での到達点を知ることができるだろう。また,章ごとに記述されている課題と展望から,今後の研究の方向性についても知ることができるに違いない。

著者プロフィール

慶應義塾大学訪問教授,東京大学名誉教授

「2021年 『鳥の渡り生態学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

樋口広芳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×