「知を育てる」ということ

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  • プレジデント社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833418317

感想・レビュー・書評

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  • 2006年刊行。辞書引き、そろばん、遊びなど子供を取り巻く状況を、教育をテーマに切り取る。個人的に興味深かったのは、陰山英男氏が好調を務めていた土堂小学校に関する著者の解説。学校側からのそれは「陰山英男の校長日記」に詳しいが、本書は、土堂小学校の教育に参加した著者の目線で補完・拡充される。

  • 教育における流行ものの羅列ばかりで その教育方法がどのように効果があるのか時間を追って明確に示していない。
    流行の教育方法にしても、”良さそうだ”や、”期待できる”など推測の感想ばかりでまるで説得力がない。
    何よりある一つの学校の一教師の言葉を引用して、それがあたかも全国の子どもに当てはまる問題だと言っている点には…。

  • 図書館で見つけて借りました。タイトルが魅力的だったからです。芥川賞作家ということですが、著者のことはまったく知りませんでした。ちなみに、著者は男性だそうです。さて、本書は雑誌で連載されたもので、著者が日本中のユニークな取り組みをしている学校などを取材して回ってできたものです。立命館小学校のこと、陰山(もっと難しい字ですが)先生のことなども書かれています。一番印象に残ったのは、小学1年生から辞書を引く習慣をつけるということ。常に机の上に国語辞典がおかれている。分からない言葉があればすぐ調べる。1年生でも十分できるというのです。すぐに我が家も、小学校低学年で使える国語辞典を購入しました。さあ、これからどんどん使うようになっていってくれるのか。まずは親が見本を見せないといけないですね。でも、いずれにせよ、辞書で調べた言葉は忘れにくいようです。人に聞いたことはすぐ忘れるけど、苦労して覚えたことは忘れにくいのでしょうね。たくさんの言葉を知っているということは、将来何かにつけて優位に立つことができるのでしょう。(この10年ほどで学んだこと、それは子育ては思うようにいかないということ。)

  • 沼津 加藤学園

  • 百ます計算、音読暗唱
     計算のタイムがあがっていく、最初はとても長くて覚えられそうになかった暗唱が次第に頭にはいっていき、全文そらでいえるようになる。そうした成果が、子供達のやる気やねばりを引き起こし、自信につながっていく。

     日本の教育に欠けているものは、考える力の養成。” your own words"を求められる海外の大学受験にはまったく歯がたたない。

    沼津市の加藤学園

  • 2007.10.1

  • 最新の教育関連事情がわかる。やはり陰山先生の早寝早起き朝ごはんがいちばんのような気がする。誰にでも実践できると言う点において。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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