これから50年、世界はトルコを中心に回る ― トルコ大躍進7つの理由
- プレジデント社 (2012年2月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833419994
感想・レビュー・書評
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急速な経済発展を遂げ、世界の投資家たちの注目を集めるトルコ。中東のリーダーとして、近年、飛躍的に国際社会での存在感や発言力が高まっており、世界の識者たちは「今後50年、世界はトルコを中心に回るだろう」と予想する。争いの絶えない中東にあって、なぜトルコだけが躍進するのか?その理由を、アラブ・イスラム圏研究の第一人者が解き明かす。
序章 いま、なぜ世界がトルコに注目しているのか?
1章 理由その1―トルコ大躍進のかげに3人のカリスマあり
2章 理由その2―トルコには精神的支柱となる人物がいる
3章 理由その3―トルコは開かれた国際国家である
4章 理由その4―トルコに投資すれば利益と喜びがついてくる
5章 理由その5―トルコが中東の地図をぬり変える
6章 理由その6―トルコはアメリカに対して優位である
7章 理由その7―トルコ国民はきわめて親日的である
終章 疲弊した日本がトルコに学ぶこと -
トルコびいきの著者なので、けっこうイイことばかり書いています。
が、トルコという国の概要を知るには分かりやすく、お手頃な一冊だと思います。
賛否両論あるエルドアンですが、トルコはこの著者が言うように、EUに入らなくて良かったと思います。
イスラム国のうちでも希望のあるトルコには、アメリカと協力しつつも、是非、今後も独自路線を歩んで行って欲しいと思いました。 -
ユーロ圏危機相場は終わったと勝手に決めつけて、次のネタを探し中。
BRICSの次の高度経済成長はVISTAなんて言われてるので
とりあえずトルコについて読んでみた。
かなり一方向からのトルコ賛歌ではあるが
今後のポテンシャルは充分に感じることができた。
トルコはアジアとヨーロッパの間に位置しており、イスタンブールは昔から東西の貿易の重要拠点でもあった。
周辺諸国に比べて政治・経済
も安定している。
また、歴史的背景からヨーロッパとイスラムの文化がうまく融合していて、言語能力や他文化に対する寛容性など、全般的にコミュニケーション力が高いとのこと。
上記の特性を考えると、重工業やテクノロジーと言うよりは、ドバイのような金融センターの方が向いている気がする。
まあ、でも金融センターだけでは7000万人も食っていけないか。 -
アジア・ヨーロッパ・イスラムがある。OECD加盟国の中でも急速な経済成長が期待されている国。
トルコ、是非行ってみたいです。 -
■書名
書名:これから50年、世界はトルコを中心に回る ― トルコ大躍進7つの理由
著者:佐々木 良昭
■概要
「この国を知らずして日本の繁栄はない!」
誰よりも中東情勢を熟知する著者による緊急書き下ろし!
中東のリーダー“モダンイスラム国家”トルコがわかれば、
これからの新たな世界の図式が見える!
国連総会でオバマ大統領は、野田首相との30分に対して、
なぜトルコのエルドアン首相とは1時間半も会談したのか?
なぜ今、アメリカ・ロシア・EUがこぞって
トルコにすり寄ろうとしているのか?
中東に民主化運動が吹き荒れる中、
なぜトルコだけが安定成長を続けられるのか?
答えはこの本の中に!
(From amazon)
■気になった点
・特になし -
歴史や流行のトピックがまとまっていて、トルコ顧客との営業にとても役立った。
ただ、作者がトルコに相当陶酔しているのか、やや客観性を欠く文章で読みづらかった。たしかに実際にトルコ人に会うとその人当たりの良さや誠実さに感嘆してトルコ人のファンになってしまうのも頷けるが。。。 -
トルコ行きの飛行機の中で読了。
たしかにトルコは成長の可能性は大きいと思うけど、成長するかどうかはいろいろな運にもかかってると思う。 -
あまりにもトルコをベタ褒めしすぎている感じはするけど...いつかは行ってみたい!