未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ

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制作 : 吉田晋治 
  • プレジデント社 (2014年8月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833420938

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未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップの感想・レビュー・書評

  • とても良い。ケースはいくつか読み飛ばし。

  • 企業がレジリエンスを高めるための3つの領域を提唱し、領域ごとの方法を事例を交えて説明してくれる。ただし、主張と事例が淡々とかつ入り交ざった印象が強く、単なる好事例のご紹介にも見えてしまう。読み終えてから、あらためて序章に戻り、「著者が主張したかったのは、何か」を考えたが、「あれもこれも大事」という総花的な印象だけが残った。

  • 内容が難しく正直ぜんぜん呑み込めていない……非常に読みごたえありました。企業が社会的意義を持つことの重要さについて、かな?(実際には重要だよどころの書き方ではなく、それが使命であり本質でないなら未来は悲惨だぞくらいの文脈だった気がする)短期的視座にとらわれず、世界全体の持続性や発展のための協働を説く本。この考えが標準となるよう、市民として労働者として行動しなくてはと思う。

  • 『ワークシフト』の続編。筆者の主張は一貫していて、より良く変化に対応して生き残るためには、コミュニケーションの質と量を改善しなければならない。そのためにはこれまでの前提を取っ払って改革する必要がある、ということ。あとはそれを補強するためのいくつもの企業の事例集。

  • ワークシフトで。

  • ・前著「ワークシフト」の企業バージョン=本著「未来企業」。

    ・企業は今後、どのような活動にどのような方法をもって取り組むべきか。その答えの中核は、不確実性の増す世界においてもっとも重要な能力「レジリエンス」(ストレスからの回復力、困難な状況への適応力)。

    ・企業のレジリエンスは①職場環境、②地域・サプライチェーンの末端まで、③若者の失業問題や、気候変動といった「外側」の3つの領域に分けて考える。

    ・貧困と格差の現実:20世紀の終わりの10年間に貧困の削減が何度も約束されたにもかかわらず実際は貧困にあえぐ人は毎年平均で2.5%ずつ増えた。約20億人がグローバル化から完全に取り残された国で暮らしている。アフリカ人のほとんどは40年前のほうが裕福だった。

    ・企業の中核となる社内レジリエンスが失われると、企業で働く人々は目標を達成するための気力も能力も失って、イノベーションを起こすことができなくなるだけでなく、地域社会に手を差し伸べたり、グローバルな問題に立ち向かったりすることもできなくなる。社内レジリエンスという核を構築するのは、企業が持っている資産と能力、特に重要なのは人的資産だ。

    ・精神的活力を高める:なぜ仕事でストレスがたまる現代の働き方の典型的な理由 ①仕事でも家庭でも疲れが残る。②世代間の摩擦が大きくなった。③ストレスのたまる仕事が増えた。④時間が足りない。

    ・未来の働き方は・・・共同作業やテクノロジーでつながることを強制されていつも仕事に追われて疲れ果て、人口の過密した都市への長い通勤時間がますます苦痛になる一方で、24時間週7日、ほとんど休むことのないグローバルな生産体制によって活力が次第にうバレていく・・・いまよりもっと私たちから活力を奪うものかもしれない。

    ・個人のレジリエンスと精神的活力を高めるために、企業としてどのような取り組みをおこなえばよいか。1)働き方を変える 2)仕事中に自由時間をつくる 3)自然なリズムに合わせる

    ・リーダーシップの責任は、未来に合った企業をつくると従業員や株主に約束することだ。未来の企業は、この不安定な世界では避けようのない外部からの衝撃に耐え、世界が結びつきを強め、革新的で創造的になったことでもたらされる計り知れない恩恵も受ける存在でなくてはならない。リーダーが未来に合った企業をつくるという約束を守るには、絶えず社内のレジリエンスを高め続けなければならない。そのためには、組織内のあらゆる人々の知性と知恵をどこまでも増幅し、人々の気力を高めて満足させ、多様性のある人脈や深い人間関係がもたらす刺激やイノベーションを生かす機会をつくらなければならない。

    ・リーダーはフォロワーが目指すべき目標を設定し、資源を適切に配分して多くのグループに影響を与え、思いやりを持って社会貢献する行動を支援するとともにその手本となり、さまざまなステークホルダーにこの壮大な取り組みへの参加を促している。

    ・「自分の仕事は考える力を伸ばし、実験やイノベーションを可能にするか?」「仕事とプライベートの関係は活力を生み出して高める源になっているか?」「他人と強調して濃密で深い人間関係を築きながら働いているか?」と自問自答してみたとき、その答えがいずれも「ノー」だとすると、自分がしている仕事、自分が働いている企業について考え直してみる必要がある。

    ・リーダーシップは時代遅れとなる危険性がある。リーダーが時代遅れになるのではない。リーダーはいつの世にも存在するが、フォロワーシップより重要な存在としてのリーダーシップはもう古いのである。フォロワーがつながりを強め、知性を高め、洞察力を身につけて目的意識をもつようになると、リーダーよりも重要な存在になる。

  • 企業は地球規模の課題を解決する姿勢を持つべしというのが著者の意見と読み取った。その事例が数多く語られている。そのためには徹底したリーダーシップと常識にとらわれない発想が大事で、日本にはなかなかなじみにくいかも、、、と思いきや、ヤクルトレディが取り上げられていてちょっとうれしく思った。

  • 前作『ワークシフト』のほうが面白かったが事例をふんだんに交えながらの解説はさすが、面白い。

  • クラウドやSNSなど、IT技術が可能にした企業革新の例を読んだ事があるが、これは(未来)企業がITを活用して革新しつつあるのを紹介した本。主語が替わっただけで、どちらも同じ按配だった。

  • 「レジリエンス」という言葉を詳しく知りたいと思い、手に取った一冊。名著「ワークシフト」で知られる経営学者が、個人・組織、地域社会、さらには世界全体のレジリエンス(回復力、耐久力、復元力など)を高めるために、企業やそのリーダーが成すべきことをまとめた提言書。

    著者は企業のレジリエンスを3段階に分類している。1つは企業内部であり、多様性のあるネットワークと従業員の精神的活力によって、知性や知恵を高めることが課題である。次に社内外の垣根を取り払い、バリューチェーン上の全てのステークホルダーや地域社会と共生することが重要だと説く。最後に企業のレジリエンスは貧困や環境など、今日の世界が直面する課題の解決に資するものだと主張する。

    著者の問題意識の根底には、「ワークシフト」でも語られた様々なマクロ環境の変化に加え、「行き過ぎた資本主義」が多くの社会的問題に繋がり、ひいては企業に対する信頼が低下し続けているとの危機感がある。企業が自らのレジリエンスを高め、これらの問題を解決するためには、リーダーシップも、”フォロワーを活かす”スタイルに根本から変えねばならない。「短期業績vs持続可能性」という”永遠の課題”に今一度、真正面から立ち向かう気概のある企業人にとっては必読の書。

  • 前著、ワークシフトよりは読むに値する。

  • 事例が豊富で、視野が広がりました。

  • 世界の名立たる企業の長期的かつ世界にとって役立つことは何か、グローバルな対応をする上で、どのような取り組みを行っているか紹介されている本だった。
    取り組みを実行するためのリーダーシップとは生涯をかけて学び続けることになる。
    グローバルな問題はそれほど困難でもあるが、また未来にむかって進む企業になるには必要なことであることが詳細に書かれていた
    内容的には私には少し難しかったかも…

  • ■書名

    書名:未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ
    著者:リンダ・グラットン

    ■概要

    世界が変わる。働き方が変わる。
    企業が変わる。真の「働きがい」を求めて。
    『ワーク・シフト』のリンダ・グラットン教授が
    日本の読者に送る、新たなメッセージ。

    世界はいま、数々の深刻な問題に直面している。若年層の失業、根
    深い貧困、エネルギー・環境問題など、どれも一国、一地域で解決
    できるものはない。これまでグローバルな大企業は諸問題の根源と
    も批判されてきたが、いまこそ知識、技術、ネットワークを有効に
    生かして「解決者」の役割を担うべきである。
    組織、地域、世界のレジリエンスを高めるための経営のあり方とは?
    そのために不可欠な新しいリーダー像とは?
    「働き方の未来」研究における第一人者の著者が、希望を感じさせ
    る企業の取り組みを紹介しながら、経営者も従業員も自らの仕事に
    心から誇りを持つことができる「未来企業」の姿を描く。
    (From amazon)

    ■気になった点

    なし

  • 個人の働き方を予想した「ワーク・シフト」が面白かったので購読。企業の役割や将来像を予測したもの。企業に限らず、いろいろな活動の境界線が曖昧になっていくのだと思う。上司と部下、雇用者と労働者、メーカーとユーザー、大企業とベンチャー企業、国と国、国と個人など。この曖昧な状況を前提に、オープンで道徳的で長期的な活動が評価され、問題解決につながるんだと思う。

  • 内容は良い。日本の企業はこういう考え方に対して多いに遅れてることを実感した。残念なのは訳が良くない。

  • ★2014年10月31日読了『未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ』リンダ・グラットン著 吉田晋治訳 評価B
    The KeyーHow Corporation Succeed by Solving the World`s Toughest Problems
    今、そしてこれからの現代社会が直面する環境問題、食糧問題、エネルギー問題、国際紛争、等々の山積みの解決困難な問題に対し、グローバルな企業とその経営者、従業員が、その解決策を見いだし、突破口となる可能性を論じた著作である。

    読後感としては、私の頭が固いのか、とても高い理想論が語られていたと正直に感じた。少なくとも、この本の中には、日本企業はヤクルトレディーしか登場しなかったし、語られているような仕事以外を世界的な問題に取り組むことを奨励する日本企業は聞いたことがまだない。その意味では、日本のグローバル企業と呼ばれる大企業は、真の多民族の働く、多様性をもったグローバル企業にはなっていない。

    文中に登場した欧米、新興国の企業群は、最先端であることは間違いないだろう。残念ながら、日本企業は遅れており、世界貢献を視野に入れた懐の深い活動は始動されていない。今後、強まるであろう若い人々の世界に貢献しつつ、自らの生活も向上させていきたいという二つのある意味相反する目的には、まだまだ応えられるレベルではないと言わざるを得ない、と痛感させられた。

    故に、この本の評価は、おのずと日本の読者には訴えず評価も低いままなのではないだろうかと考える。

    もし、今後、この本が日本の読者にも大きく取り上げられて、前作のWORK SHIFTのようにベストセラーになるならば、日本企業の真のグローバル化も意外と近いと思える。

  • ワークシェアの作者が書いた新作です。今後の企業の成長戦略を考えた時、非常に参考になる点が多い1冊でした。経営者向けの1冊です。

  • 『ワークシフト』で一躍有名になった、リンダ・グラットン教授の「企業版働き方本」。三つの領域でレジリエンスを高めよというメッセージである。
    (領域1)内なるレジリエンスを高める
    (領域2)社内外の垣根を取り払う
    (領域3)グローバルな問題に立ち向かう

    具体的なメッセージの一つひとつは、すでに多くの経営論で紹介されているものも多いが、事例を丁寧に重ねているので理解しやすい。ただ、他の方の書評にもあるように、「レジリエンス」がメインコンセプトでありながら、その意が日本人にポンッと馴染むものにまで昇華されていない感がある。

    しかし、「サステナビリティ」というタームがそうであったように、今後の社会のなかで「レジリエンス」とは何であるのか、と考えるヒトが増えていくと、自然と理解が深まっていくのではないかと期待して待つ事とする。

    個人的にメモを多く残した項目は下記の通り。

    「第四章 精神的活力を高めるため」に、企業はなにができるのか。とくに、一律的な採用から、60歳前後でのリタイヤまで、一本道としてのキャリアラダーを前提とした「就社文化」が、いかに自然なリズムに外れるかを考えさせられる。

    また、「第六章 よき隣人としての行動規範」では、地域社会に思いやりを発揮する企業としてのあり方が紹介されている。そのなかで、唯一日本企業の事例として「ヤクルトレディ」が取り上げられている。一見、非生産的に思える「高齢者に話しかけ、手助けをする」という見守り行為を、会社が思いやりのある行動として、正当に評価している」からこそ、ヤクルトレディが命の救出者となった事例が生まれたとしている。

    また、地域社会への貢献には、「疲れを残さない働き方」が欠かせないとして、「労働時間が長くなると地域社会における社会的な行動が減る傾向にある」との社会学研究を引き合いに出しつつ、フレキシブルな働き方や疲れを残さない仕事の進め方の奨励も、企業が取り組むべきテーマとしている点も興味深い(BTやデロイトのフレキシブル・ワーク事例を引用)。

    「地域住民の即戦力となるスキルを高める」活動について、教育格差の広がるインドで、インフォシス、タタ、ウィプロなどが協力しあい、若年層のスキルギャップを埋めようとする試みは、日本型職能システムの限界を克服する処方箋にも思われた。

  • Resilience
    不確実性の増す世界において、もっとも重要な能力は「レジリエンス」である。
    レジリエンスという言葉のおおもとの意味は、「負荷がかかって変形したものが、元の形状に戻る力」である。これが転じて、ストレスからの回復力、困難な状況への適応力、災害時の復元力、といった意味合いでも使われるようになった。

  • 世界が平和になり永続するには企業の姿勢が変わる必要があり、リーダーの部下たるフォロワー達も出来ることから働きかけよう、という本。
    内容と著者の意識の高さには脱帽。
    この本のレベルに到達するには人類全体の意識の向上が必要と思う。
    実現にはまだまだ各企業トップの意識はエゴにまみれており時間が掛かると思う。
    しかし、このような本が書かれる時代になっているのは、少しずつ人類の意識が高まりつつあるからとも思う。
    世界に期待しつつも時代がまだ早いと感じたので☆は4つ。

  • 「ワーク・シフト」の企業バージョン。「レジリエンス」とは変形したものが元の形に戻る力。回復力。人間が持つレジリエンスには①知性と知恵。②精神的活力。③社会的つながりがある。一方、企業のレジリエンスには、①従業員が知性と知恵を増幅し精神的活力を高め互いの結びつきを深めることができる職場環境。②社外の地域のことを考えた活動。③気候変動などグローバルな課題に取り組む風土がある。将来、企業との関係は親子の関係から大人の関係に。目的意識を持って、積極的に意思決定し行動することが求められる。

  • 内なるレジリエンスを高める。
    社内と社外の垣根を取り払う。
    グローバルな問題に立ち向かう。
    知性と知恵、精神的活力、社会的つながりは毎日の行動によて増幅され、威力を発揮するようになる。

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