- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833421195
感想・レビュー・書評
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今まで読んだ哲学入門書の中で一番俯瞰しやすく面白かった。次に繋げやすいと感じた。
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哲学者の思想を包括的に理解するのはなかなか難しい。この本のように用語ごとに理解するのもありかも。
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哲学書の入門といえばこれ。ミニキャラになった代表的な哲学者たちが、その時代背景や代表的な考えと共に紹介されます。
普段私たちがなんとなく考えていることは、大体先人に考え尽くされているものですが、この本でざっくりと哲学者を網羅すれば、自分が誰的な考え方をしているかがわかります。
名前を聞いたことあるあの人が、読んでみたら意外と共感できることを言っていた、とか、まずは読みたい人の名前を知る入り口としても良い本です。 -
1ヶ月弱かけて購読。
今まで古代(特にヘレニズム哲学)がお気に入りだったが、近世以降の哲学者も面白かった。
キルケゴールの「私にとってあるような真理」が印象に残った。今後も定期的に哲学を勉強したい。
他に印象に残った人とキーワードを下記にメモ↓
⚪︎古代
・ゼノン ストア派 ストイックな落ち着き
・エピクロス 快楽主義 隠れて生きよ
⚪︎中世
・トマス・アクティナス スコラ哲学 哲学は神学のはしため
⚪︎近世
・スピノザ 凡神論 神即自然 永遠の相の下
・ロック、ルソー、モンテスキュー 啓蒙主義
⚪︎近代
・カント 格率 道徳法則 自律 人格
・ヘーゲル 弁証法 ジンテーゼ 歴史
・ショーペンハウアー ペシミズム
・キルケゴール 実存主義 私にとってあるような真理
・マルクス 唯物史論 生産力
⚪︎現代
・サルトル 人間は自由の刑に処されている アンガージュマン
・ドゥルーズ アイデンティティ パラノイア スキゾフレニア ノマド -
哲学を簡単に知りたい人にはおすすめ
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例えや絵が初心者に対して非常にわかりやすく、哲学についてあまり学んだり触れたりしたことのない人におすすめです。この本から気になる哲学者や哲学を発見しそれについて深掘りしていく、といった使い方をしています。
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主に西洋哲学を中心に紹介している。
まず
ギリシャ哲学
中世の哲学
近世の哲学
近代の哲学
現代の哲学
と続いていく。
以下、私の気に入った考え。
「キリシャ哲学」
ソクラテス・・魂への配慮。
プラトン・・イデア
アリストテレス・・フィリア
「近世の哲学」
スピノザ・・永遠の相の下
モンテーニュ・・モラリスト
「近代の哲学者」
カント・・道徳法則と定言命法、自律と人格
キルケゴール・・実存主義
フロイト・・エロスとタナトス
「現代の哲学者」
ソシュール・・言語の恣意性
ハイデガー・・被投性
レヴィナス・・イリヤと他者の顔
ロールズ・・リベラリズム
ダリデ・・二項対立
ドゥルーズ・・リゾーム
現代に生きていると哲学はあまり馴染みないものに感じてしまうが、古い歴史を見るとそれが社会を動かす種になっていたことがよくわかる。 -
題名に哲学とあるが対象にしているのは西洋哲学のみであり、東洋哲学や宗教面の記事はない。
とはいえ古代ギリシャから現代までの哲学史上の主要な人物と用語を、図を交えて非常に簡潔かつ分かりやすく書かれていることに感動を覚えた。
専門家から見ればそんな簡単なものではなく、もっと語るべきことがあるとの反論があるかもしれないが、自分のように関心はあるけれども専門書を読む程には至らない、学校で習ったけど復習してみたいといった人への入口としては非常に優れているように思う。
個人的にレヴィナスが気になったので、これを機に入門書でも読んでみよう -
哲学の本を読むときの資料として使用。この本のおかげで、ビジュアルとして理解できるので知識が深まりやすい!内容は広く浅くだが入門書のお供には最高だと思う!
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わかりやすく面白い!
イラスト付きで解説も簡潔。
手軽に読める入門書といった感じです。
ここから興味のある哲学書を選んでもいいかも。