無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論 18人の巨匠に学ぶ組織がイキイキする上下関係のつくり方
- プレジデント社 (2015年3月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833421225
作品紹介・あらすじ
後輩ができたらぜひ、課長を目指すなら絶対おさえておきたいマネジメントの基礎理論。課長以上は必読!クイズ形式で考えながら学べる!
感想・レビュー・書評
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職場で著者の研修を受け、復習を兼ねて本書を手に取った。
部下の指導方法について、体系立って教わることはなく、多くの場合は自己流・試行錯誤でやっているのが現状だろう。古くからの精神論では、効果があることもあるが、逆に部下をつぶすことにもなりかねない。本書では、18人のマネジメントの「巨匠」の人材マネジメントのエッセンスを、職場のケースに当てはめて解説してある。
マネージャーを「管理職」と訳すのは適切ではない。マネジメントは、「内発的動機」を高めることで、社員が仕事は楽しいと感じ、自ら頑張るように仕向けることだと、著者は説く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
職務設計の中核的5次元(1. 職務の多様性2. タスク・アイデンティティ3. 有意義性4. 自律性5. フィードバック)は、実践的で腹落ち感もあって、とりいれたいなと思った。
「経営は戦略論と組織論はペアで考えること」ということをが分かりやすく理解できる本。 -
組織マネジメントの本質がシンプルに語られており共感できる。
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一人の部下を持つマネージャーとしてどう部下と向き合えばいいのかだけでなく、会社組織全体として、マネジメントはどういう意味目的を持つのか、会社経営にどうつながるのか、がわかりやすく解説されている良書。
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タイトルの通り「基礎理論」を学び直しになります
自社の人事制度や施策が、どんな理論に基づいているのか考えるきっかけにもなるかと。
なんとなくで実践しがちの「人と組織のマネジメント」の奥深い世界の入り口に立てるお勧め書籍です。 -
個人的に守島基博氏による解説が特に印象に残った。企業経営を戦略と組織の二つに大別すると、特に組織の側面については理論や知識を持たず「経験と勘」だけを頼りにマネジメントされる傾向が強い。なので、本書のテーマである、人や組織についての「マネジメントの基礎理論」を学ぼう、ということなのだろう。
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マネジメントとは、何をすればいいのか?に対する回答がシンプルにまとめられているので最初に読んでよかった。
マネジメントの基本は「やる気(内発的動機)」。やる気を高め続けるには「機会~支援~評価~承認~報酬」 のサイクルが必要。
実践できているか、常に見返したい。 -
部下を持って半年、今後自分のチームをどのように導いたらよいのか?彼らの今後のキャリアをどうサポートできるか?を学びたくて読み始めました。
過去の様々な理論が集約されているので、これ一冊で色んなものの見方が分かります。
組織のマネジメントだけでなく、ある種自分をどうやったらもっとうまく動機づけられるか?という視点でも読めて面白かったです。
初めて部下を持つ人、我流でのマネジメントに怪しさを感じる人におすすめ。 -
マネジメントの原理原則が書かれた本。今の企業組織に定着した「表彰」や「MBO」などの源流を知ることもできた。
マネジメント自体は非常に奥深く難しいものだと理解をしていたが、この本に書いてある原理原則を知っているかどうかでマネジメントのレベルが大きく変わると感じた一冊。
特に「Range(挑戦範囲の限定)」の話は納得できた。周囲に新任でマネージャーになった人がいたらまず最初に勧めたいと思える本だった。