なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか? ―「お客が長居する」のに儲かるコメダのひみつ

著者 :
  • プレジデント社
3.26
  • (5)
  • (11)
  • (23)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 171
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833422031

作品紹介・あらすじ

「コメダ珈琲店」人気の秘密を大解剖!「昭和レトロなコーヒー」と「ボリュームたっぷりパンメニュー」、全世代の心をつかむ接客のアイデア、"アンチスタバ派"が好きな「昭和型喫茶店」の魅力-コメダの企業としての「強み」を大解明!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昨日コメダ珈琲に滞在して、改めてその繁盛ぶりと落ち着いた店内に感動した

    スターバックス、ドトールコーヒーに次ぐ国内3位の店舗数まで拡大
    スタバの大半が直営店なのと比べ、コメダの98%がFC店であり、地域特性を考慮して心地良い空間にしようと試行錯誤した結果、今の業態になっているとのこと

    通常のコーヒー店の逆の戦略を取り、企業の応接間や自宅の居間代わりに利用されている「貸席屋」として
    午前中の高齢者、昼時の子連れ主婦、午後は商談のビジネスパーソン、夕方には学生で、夜となると食事の家族客と、朝から夜までまんべんなく客席が回転することで、平均滞在時間の長さという不利を補っている

    徹底的にコストを抑えたフードメニューと、
    本部へ支払うロイヤリティの定額化(1席あたり1,500円)によるFC店の創意工夫
    そして、FC店へのパンやコーヒーの卸売により売上収益の約70%を生み出すビジネススタイルこそ儲かりの秘訣である

  • 普段から、自分がコメダ珈琲を愛用しているので、コメダ珈琲の歴史や特徴、どのような思いで作られているのか、などを知ることができて情報として面白かった。

    名古屋は喫茶店が多くていいなと思った。

    コメダ珈琲はお気に入りなので、これからも愛用したいと思う。

  • コメダ珈琲店と言えば、地方でも出店と聞けば人が並ぶほどの人気コーヒーショップ。
    その人気の秘密を、わかりやすく分析・解説してくれる一冊。

    コメダ珈琲のファンブック的なものだと思って読んでみたら、意外や意外、ビジネス書という装いではないにも関わらず、この本だけでかなりコメダの戦略がわかると思う。
    写真も多く、郊外型の喫茶店をオープンする際にも役に立つ知識が満載ではないだろうか。それどころか、すべてのサービス業の差別化のヒントにも。

    ついでにおまけの効能もあった。
    読んだらきっと、すぐにでもコメダ珈琲に行きたくなる。そして、実店舗と接客に対しての見方もまた新鮮になる。結果、コメダがより大好きになった。

  • ・コメダの理念は「くつろぐ、いちばんいいところ」
    ・コメダはスタバに比べ客の滞在時間が倍と回転率は良くないが、全時間帯でまんべんなく客席が回る。朝、高齢者、昼、子連れの主婦、午後、ビジネスパーソン。
    ・ゆったり過ごせる店内スペース、一般誌やスポーツ新聞などが読み放題であるため、コーヒー一杯400円でも居心地料金も含まれていると考え売れる。

  • 珈琲チェーン店舗数ではスターバックス、ドトールに続いて全国3位のコメダ珈琲。

    個人的にはドトール派ですが、コメダ珈琲も毎週利用しています。

    ゆったりとした座席は長時間の滞在もくつろぎやすいし、金のアイスコーヒーはお気に入りです。

    そんなコメダの裏側が色々とわかってとても興味深かったです。

    うちの近所にもコメダ珈琲かドトール出来ないかな~。

  • 近所にコメダ出店。何度か利用しました。
    昔懐かしい居心地のいい「喫茶店」。私含めたおじさんおばさん達には、ホントこんなお店できて嬉しい限りです。

    ただ、「こだわり」のパンは好みではないかなぁ。
    地元名古屋では、かなりボリューム感あるモーニングを出す喫茶店があると聞いてます。
    行ってみたい。
    ・・・そういえば名曲喫茶、どこに行ってしまったのか。
    そんな場所も復活を期待。御茶ノ水あたりにありそうか!?

  • コメダ珈琲店に備え付けのものを読了。滞在時間が長くても、全時間帯回転するから大丈夫、平易なメニューを万人に受け入れられらものに近づけ、居心地よく、またきてもらえるお店に。買いてみると簡単そうだけど、実現はなかなかに大変。いまでも定期的に現場に出る社長、いまはすべての株式を手放している創業者のインタビューなど興味深かった。

  • ミニコメント
    「コメダ珈琲店」人気の秘密を大解剖!「昭和レトロなコーヒー」と「ボリュームたっぷりパンメニュー」♪

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/596431

  • ふと図書館で目に止まったので借りました。
    印象に残った部分です。
    店舗ビジョン:くつろぐ、いちばんいいところ
    店舗の3本柱:商品を輝かせる、お店を輝かせる、人が輝く
    創業者の加藤さんへのインタビューより。
    基本方針:駐車場完備の大型店、長時間営業、コーヒーは均一の味
    コメダ珈琲の本質:貸し席屋(企業の応接間や自宅の居間の代わりに利用してもらう)
    ビジョンや本質がしっかりしている会社は強いなと改めて感じました。
    またコメダ珈琲に行かなくちゃ。

  • 面白かった。
    この本の著者がコメダ推しで、アンチスタバ派みたいなのを感じてたけど、著者の紹介を見たら名古屋市出身やった。逆にスタバの経営戦略の本とか読むのもありかもしれない。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

たかい・なおゆき 経済ジャーナリスト・経営コンサルタント。1962年名古屋市生まれ。日本実業出版社の編集者、花王情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。出版社とメーカーでの組織人経験を活かし、大企業・中小企業の経営者や幹部の取材をし続ける。「現象の裏にある本質を描く」をモットーに、「企業経営」「ビジネス現場とヒト」をテーマにした企画・執筆多数。2007年からカフェ取材も始め、専門誌の連載のほか、放送メディアでも解説を行う。『「解」は己の中にあり』 (講談社)、『なぜ「高くても売れる」のか』 (文藝春秋)、『日本カフェ興亡記』 (日本経済新聞出版社)など著書多数。

「2014年 『カフェと日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高井尚之の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮下奈都
リンダ グラット...
田口 幹人
ヨシタケ シンス...
村田 沙耶香
北野 武
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×