考える力がつく本 ―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門
- プレジデント社 (2016年9月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833451055
作品紹介・あらすじ
すぐに使える!深く考えるコツを教えます。ものの見方ががらりと変わる!今日からできる池上流ノウハウ全公開!
感想・レビュー・書評
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他の方もおっしゃっていましたが題目と内容の一致がいまいち、、
読書がどれだけ大切なのかはよく分かりました。やっぱり博学はすごいしか出てきません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
他の方の感想にもあったが、タイトルと内容が一致していない気がする。決してこの本を読むだけで考える力が身につくわけではないので、思考力向上を目的とする場合は本書は不適切だろう。
しかし単に本を読まない若者への警鐘を鳴らし読書を勧めるだけではない。彼の実体験に沿ってニュースの見方や本の読み方など、世に溢れる情報を有効利用する方法が伝授されている。後半の経営者との対談も為になった。 -
池上彰氏の本を読むと、更に本を読みたくなってくる。本書も、読書を勧める他の本と大きく違うわけではないが後半の社長との対談はとても興味深かった。カラマーゾフの兄弟を読まなければ、という想いに駆られる。
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考える力がつく本、というタイトルには疑問が残るものの、著者が普段どのように情報収集しているのかを知れる本ではあったと思う。
元々NHKの子ども向け情報番組を担当していたため、わかりやすく、誰が見ても理解できるように、情報を解釈して伝える必要があった。そこで、大人の世界、つまり一般的には、通っているような話でも、子どもならどう思うか、理解できるのかを考えて、よりわかりやすく、前後関係も踏まえて話をされていた。確かにそう言われると、聞かれると、自分でも答えられない言葉が多い。普段新聞で見る漢字も、立ち止まって意味を考える必要があると思った。
それはあなただからでしょう、と突っ込みながら読んでしまうところもあったが、全編を通して、物知り博士はこうして出来上がったんだなと思うと、地道な積み重ねの大切さは感じざるを得ない。
後半から始まる、著名経営者へのインタビューで、何度もリベラルアーツ教育の重要性が説かれる。世界の人は、自国のことはさることながら、幅広い教養を身につけている。自分の知っていることの狭さ、浅さを嘆くより、いろんなことを知るように努力せねばならない。本を読むのはもちろん、体験して、自分の骨肉にしなければならない。
本自体は軽く読めたので、読んで良かったと思うが、タイトルにある考える力をつけるという意味では、目新しい感じはなく、刺さるものは少ないように感じた。期待が大きかったせいかもしれない。 -
考える力をつけるために、池上さん流の思考方法と情報のインプット方法が網羅されている。
この情報方の時代にどう情報と向き合い、考え抜くべきかを見つめ直したい人におおすすめだと思う、
新聞・雑誌・本・人との対話などの使い分けは知っておいて損はないと感じる。
なんとなくで情報に触れるより、明確な役割分担を持って触れたほうがよりインプットの質が高くなるだろう。
個人的にもっとも役立つ感じたのは最終章の「リーダーたちは何を読んできたのか」だった。
経営者をはじめとした現代のリーダーたる人たちが何を読んできたのか、何を感じてきたのかが対談形式でまとまっている。たくさん本を読んできた彼らの中で厳選された本を紹介しているので、興味が湧く良書も多かった。
リーダーたちが何を読んできたのかを知るために、この本の最終章のみをサラッと読むのも良さそう。 -
本好きが本について話してる本でした。
池上さんと有名経営者との本の話はとても楽しそうです。
池上さんらしく、大人向けの本ですが、まるで小学生に話しているような文章でとてもわかりやすいです。
ほんとに半分ぐらいは本の話で、オススメの本もたくさん紹介されています。
やはりビジネス書が出てくるのですが、同じぐらい外国文学が出てきます。『カラマーゾフの兄弟』とか。
この辺りは年代だなあと思うところ。
そんな感じ、ある程度年齢の高い方々の話が多く、「今の若者は…」的な話も結構出ます。
それはそれと聞き流しちゃえばいいのですが。
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前半は池上さん流情報収集、整理術。
後半はビジネスのトップを歩んできた方との読書に関する対談。
特に後半、読みたい本がたくさん見つかって面白かった。 -
今まで避けてきた古典にも目を向けてみようかなと思えた。
「わかる」とは、自分がこれまで持っているバラバラの知識がひとつの理論の下にまとまったとき
本の虫 -
自分のためにまた何度か読み返したい本。
偏った見方がなくてストレートになめらかに池上彰さんの主張がはいってくる。