3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (17ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000061

感想・レビュー・書評

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  • くまの絵本、もう1冊。作家さんは戦争と平和を書いた有名人。帝政ロシア末期の小説家 レフ・トルストイ 。1人の女の子が森に入るが道に迷ってしまう。そこで見つけたくまの家。3匹が住んでいる。父親・ミハイル、母親・ナスターシャ、息子・ミシュートカ。3匹はお出かけ中だった。家には大・中・小のお椀にスープがおいてある。小のスープが一番。大・中・小の椅子がおいてある。小の椅子に座ってみるが壊してしまう。さらに大・中・小のベット、小のベットで寝ていたら、くまの家族が帰ってきた!滅茶苦茶怒っている!さあ、娘よどうする?⑤

    娘の罪:住居不法侵入罪(刑法130条)、窃盗罪(刑法235条)、器物損壊罪(刑法261条)などなど、色々やらかしている。そりゃくまは怒るよね!

    • アールグレイさん
      ポプラさんヾ(^▽^)ノ
      こんにちは!
      トルストイの本なの?――娘ちゃん、くまの親子の家とは知らず、家具は壊れてくまの親子が帰って来て、びっ...
      ポプラさんヾ(^▽^)ノ
      こんにちは!
      トルストイの本なの?――娘ちゃん、くまの親子の家とは知らず、家具は壊れてくまの親子が帰って来て、びっくりしたでしょうねぇ。
      娘ちゃんがやらかした罪だけど、くまの世界にはあの罪は存在しないよ。ラストは仲良くなれるといいな~
      (>^_^<З
      2023/10/28
    • ポプラ並木さん
      アールグレイさん、こんばんは~ そうそう、トルストイ作品。イギリス人の原典の翻訳版らしいです。アハハ!ちょっと、くまの子どもが可愛そうになり...
      アールグレイさん、こんばんは~ そうそう、トルストイ作品。イギリス人の原典の翻訳版らしいです。アハハ!ちょっと、くまの子どもが可愛そうになりました。スープはなくなるし、椅子は壊されるし、布団もグチャグチャ。まぁ、絵本の世界なんだけどね。ラストは仲良くならないんです。。。
      2023/10/28
  • イギリスのむかしばなし。

    女の子が、森で道に迷って、誰もいない家に入り込みます。
    この家は3びきのくまの家なのですが、くまたちは散歩に出ていて不在です。
    女の子は、家の中で大きなおわんのスープと中くらいのおわんのスープと小さなおわんのスープを見つけ、小さなおわんのスープを全部飲んでしまいます。
    また、大きないすと中くらいのいすと小さないすをみつけ、小さないすを壊してしまいます。
    さらに、おおきなベッドと中くらいのベッドと小さなベッドを見つけ、ちょうどよい小さなベッドに入って眠ってしまいます。
    そこへ3びきのくまたちが帰ってきて…。

    3びきのくまは、おとうさんぐまのミハイル・イワノビッチ、おかあさんぐまのナスターシャ・ペトローブナ、くまのこのミシュートカという名前。
    どこからどこまでもロシアンな名前が迫力ありますね。
    イギリスのむかしばなしなのになぜロシア?
    このバージョンは翻案がトルストイだからでしょう。
    トルストイ…『戦争と平和』の…!?なぜに??
    なぜかはわかりませんが、イギリスなのかロシアなのか混乱しますね。

    イギリスバージョンでは、女の子の名前はゴルディロックスというらしいです。
    そして、『1つ目のお粥は「熱すぎる」。2つ目のは「冷たすぎる」。3つ目のは「ちょうどいい」ので、全部飲んでしまう。』というように、小さいくまのものが全部「ちょうどいい」ということで、ほどよい経済の加減を「ゴルディロックス相場」と言ったり、宇宙で生命の生存に適した宙域を「ゴルディロックス・ゾーン」と言ったりするそうです。おもしろ~。

    絵本としては、文字量多いな~という感じです。
    3びきのくまたちが帰ってきて、あらされた部屋に1匹ずつ反応していくさまを、大きな声、中くらいの声、小さな声で読み分けるのはちょっと楽しい。
    全体的には、無作法な娘っ子に家を荒らされるんだけど、くまのこが一番被害が大きくてかわいそうーって感じの話です。

  • 中古購入
    ロシアの絵本
    読み聞かせは3才
    小学校初級向き

    ついに値下げしたので買った!
    今も原色やカラフルな絵本は多いけど
    昔の絵本は色に力があると思う
    海外の絵本だからかな
    日本にはない色のセンスなのか
    表紙のクマなんてよく見たら
    コワイ顔してるのに欲しくなってしまった
    あとビックリしたのが
    裏表紙の裏側まで本文があること
    普通なら奥付とか無地だったりするのに
    ページ配分ミスってる気がする(笑)

    読んでみたらこれ知ってた!
    教育テレビかなんかで見た
    この話って改めて読むと
    オチがさっぱりしてる
    昔ならハッピーエンドでめでたしだけど
    今はそこからもうちょっと付け足して欲しい気がしてしまう
    イヤな大人ですねえ
    ドキドキ感を味わえるのが
    この絵本の醍醐味なのにね
    それにしてもクマたちには災難でしかない
    ああ 私が人間だからハッピーエンドなのか
    クマから見たらバッドエンドか
    そういう考えさせられる話だったのか
    今ごろ気がついた(笑)
    検索したらたくさん出できたので
    他の方の訳でも読んでみたくなった

  • すごいな笑
    盗んで壊して逃げ切ったのに、なぜか良かったと思ってしまう人間。
    クマだったらこれを見てどう思うんだろう。

  • 実際に女の子と森の中をお散歩しているような気分になれます。2歳の娘にはちょっと早いかなと思いましたが、くまさんのおうちにある鳩時計とか、脇役のリスさんとか、お花とか、椅子とか、あらゆるものに興味を示してました。
    フォークロアなお花の刺繍のような様式の絵もロシアらしい感じ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ユーリー・バスネツォフ良いですよね。私は「ロシアのわらべうた」が結構好きです。それから「てぶくろ」のラチョフに、「メルヘン・アルファベット」...
      ユーリー・バスネツォフ良いですよね。私は「ロシアのわらべうた」が結構好きです。それから「てぶくろ」のラチョフに、「メルヘン・アルファベット」のマーヴリナがお気に入りです!
      2012/04/04
    • hinagiku3011さん
      nyancomaruさん、コメントありがとうございます。nyancomaruお勧めの本も素敵ですね♪早速、読みたい本に加えました。
      nyancomaruさん、コメントありがとうございます。nyancomaruお勧めの本も素敵ですね♪早速、読みたい本に加えました。
      2012/04/16
  • この絵がとても好き。懐かしい。

    「カギかけて出かけないからだろ!」(子供の感想S6)

  • 名前(笑)
    なんだかちょっと恐さがある。

  • 絵が素朴でいてしっかりしていて、ほっこり、かわいらしい。
    トルストイのトラディショナルな物語によくあってます。


    話は意外と尻切れトンボのような話。
    絵本でよくある繰り返し型の話の原形かも。

  • おとうさんぐま、おかあさんぐま、こぐまの3匹が暮らす家が森の中にありました。ある日、3匹が散歩に出かけている間に、ひとりの女の子が迷い込みました。女の子は、スープを飲み、イスに座り、ベッドで眠り・・・。その時、3匹が帰って来ました!くり返しが楽しく、女の子が見つかるまでの緊張感がたまらない外国の昔話。年長さんくらいから読んであげたい。 (外国の昔話10月締切分)

  • ロシアらしい画風がとても美しくて、くまの家の家具や小物、洋服の模様まで細部にこだわって描かれています。いちいちクマたちの名前をミハイル・イワノビッチ、ナスターシャ・ペトロ―ブナ、ミシュートカと、フルネームで呼びながらの繰り返されるお話が面白いです。不法侵入をした挙句に、勝手にスープを飲み、椅子をこわし、挙句の果てに他人のベッドで昼寝をする強者の少女ですが、ついにクマに見つかり…!?日本の小学校一年生のおすすめ図書にも掲載されている作品(こちらの版です)でもあります。一度は読んでおきたいおはなしです。

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著者プロフィール

一八二八年生まれ。一九一〇年没。一九世紀ロシア文学を代表する作家。「戦争と平和」「アンナ=カレーニナ」等の長編小説を発表。道徳的人道主義を説き、日本文学にも武者小路実らを通して多大な影響を与える。

「2004年 『新版 人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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