ゆきむすめ (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 371
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000931

感想・レビュー・書評

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  • ゆきむすめを愛しているのにむすめを失うおじいさんとおばあさん。
    ストーリーは予測できてしまうものですが、そのぶんとても切ないです。
    雪は春になったらとけてしまうさだめをおっています。
    それでもゆきむすめは愛された記憶を持っているので幸せな気持ちに包まれて空にのぼっていったと思います。
    雪はいつかとけて水になります。
    それはゆきむすめの涙かもしれません。

  • サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作品
    厚生省中央児童福祉審議会推薦図書

    雪でつくった女の子が動き出す、楽しくて夢のあるお話。
    寒い時期に訪れた、おじいさんとおばあさんのひと時の幸せ。
    儚さもあり、じーんと余韻が残ります。

  • なんとも切ない終わり方だけどそれが逆に印象的。

  • 山口県立図書館のホームページで知り、図書館で借りた。

    あるところに、おじいさんと おばあさんが すんでいました。
    ふたりには こどもが いませんでした。
    ふたりは、ゆきで おんなのこ(ゆきむすめ)を つくりました。……

    絵を見ておはなしがわかるし、絵と文の配分がいい。
    余白がきれいで、とてもすっきりしている。
    内容は、個人的には好きではない。
    ロシア、冷帯、だから暗い印象があるのかなあ。
    火といっしょに運命をとびこえられたら良かったのに。
    子どもは望まれてうまれてくるのだから。

    と、ここまで書いてから他の方のレビューをみたら、雪どけのことが書いてありました。
    たしかに、雪に閉ざされたままでは困るよね、と納得しました。
    他の方の見方はとても参考になるので、ひとりよがりはだめだな、と感じました。
    ありがとうございます。

  • もしかしたら、ゆきむすめっているかもしれない。
    そんな風に子どもの頃感じた一冊。
    絵がとても懐かしい感じでいい。

  • 小さな頃から好きで、大きくなってからもっと好きになりました。儚くて、切ないお話なのに、小さな私は、どうして好きだったのかしら、とふと思ったことがあります。今はその答えが分かります。。

  • 隠れた名作では…おおきなかぶがロシアの昔話として有名ですが、こちらもロシアの昔話です。最後がただただ、切なすぎる。読み聞かせに適した文字量。
    ○未就学児~
    ☆テーマ…外国の昔ばなし

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/787574

  • 登録番号:0141962、請求記号:E/ゆ

  • 子供がいない老夫婦が雪で女の子を作ると、本物の人間になって‥というロシアの民話。
    ゆきむすめは夏になると元気がなくなったが、近所の女の子達とピクニックに行く。囃し立てられ順番に焚き火を越えるの遊びに加わり、最後には煙になって消えてしまう。
    老夫婦が女の子に「しゅすのリボン」と「赤い革のブーツ」を買ってあげる場面が好き。おばあさんが愛情を込めてゆきむすめの髪を編み、おじいさんがうきうきしてブーツを手にしていてきらきらした喜びが伝わる。
    ゆきむすめが煙になったシーンで唐突に終わることで、却って2人が落胆するであろうことが感じられてより切ない。
    彫刻家?が絵を描いているからかポーズがすごく正確で素晴らしい。 

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著者プロフィール

内田莉莎子

「2018年 『わたしのおふねマギーB』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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