- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834001754
感想・レビュー・書評
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石炭屋っていう全く馴染みのないお仕事に
子どもはキョトン…と思いきや
意外とすんなり受け入れた☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
せきたんやのくまさんの、いまそこにある日常。
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ぬいぐるみのような石炭屋のくまさんの、なんでもない1日を描いた絵本。
朝おきて、石炭屋として働いて、仕事が終わって家に帰り、のんびりと休み、就寝する。
なにか大事件は起こらないの!?と、思わずツッコミたくなるくらい、そこにあるのは平凡な日常です。
大事件が起こるお話や、教訓を得るお話、今すぐ役立つ知識がつまったお話に慣れてしまっていると、あまりにも“なにも起こらない”この絵本はたいへんつまらなく感じると思います。
きっと大震災やコロナ禍が起こる前の世の中で、この絵本を読んだら、なおさら「なにも起こらないんかい!」と思ってしまうでしょう。
それは自分の人生を平凡に感じるからこそ、本のなかくらいは非日常的の冒険を味わいたいからです。
でも大震災やコロナ禍を経て生きているわたしたちにとっては、むしろ石炭屋のくまさんの暮らしが、懐かしくうらやましく感じるのではないでしょうか。
平凡でつまらなく見える自分の人生。
それは、自分自身がそういう人生に見えるように仕向けているからなんだと、この絵本を読むと気がつきます。
「せきたんやのくまさん」は、小2の娘に読み聞かせをしました。
途中、くまさんが石炭を売る場面があり、「ふたふくろおねがいします」(引用)「200えんいただきます」(引用)という、おくさんとくまさんのやり取りを見て、娘は「わかった!1袋100円だから、2袋で200円なんだね!」と、満足げでした。
習った算数の知識も思い出しながら、「せきたんやのくまさん」を楽しんだ娘でした。 -
何十年も前子どもに読み聞かせをして、いまいち良さがわからず・・・手に取らなかった絵本。
朝起きて仕事をして一日が終わり、ベッドに入ってぐっすり眠る。何でもない普通の日常がぬいぐるみのくまによって繰り返される。
普通の生活が普通に行われることのありがたさを昨年から特に感じているので、今ならわかる絵本になりました。
フィービとセルビ・ウォージントン作・絵
いしいももこ訳
1987/5月(1948)福音館-
げこがこさん
「くまさん」シリーズ、いいですよね〜淡々とした文、シンプルな絵も、媚びない姿勢も英国紳士、ってかんじ。絵本はお国柄よくでますね...げこがこさん
「くまさん」シリーズ、いいですよね〜淡々とした文、シンプルな絵も、媚びない姿勢も英国紳士、ってかんじ。絵本はお国柄よくでますね。紅茶を飲む場面もすき。
自分も好きです。2023/12/24
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ぱんやのくまさん・うえきやのくまさんを読み、著者検索で見つけた本。
初め、せきたんや はイメージが浮かびにくかったけど、他のくまさんシリーズと変わらず、たんたんと進むストーリーにふーっと気持ちが落ち着く絵本。 -
お仕事して、食事して、寝る、なんでもないこんな事が幸せな毎日なのよねー
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息子が4-5歳の頃に読んだ本です。将来の夢が、仮面ライダー等のヒーローものから、実現可能なものに変化していく年頃でした。起床してから就寝までの1日を淡々と綴ってあるだけなんですが、読み終わると爽快感があります。
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石炭売りのくまさんの淡々とした一日のおはなし。
ごくごく当たり前の日常にある、くまさんのささやかな幸せ感がホッとさせます。
穏やかな日々は良いものです。 -
2歳の息子の最近のお気に入り。せきたんやのくまさんが馬にのって「ぱかぱか ぱかぱか」と走ります。「2ふくろおねがいします」とお客さんにいわれたら「どかん!」と袋をなげいれるくまさん。「どかん!」というところが面白くって、にこ〜って笑うのがとってもかわいくって、膝にすわっている息子の顔をのぞきこんでしまいます。4歳の娘は「ぱんやのくまさん」「ゆうびんやのくまさん」それから、大好きなお友達にプレゼントしてもらった「うえきやのくまさん」がお気に入りです。
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このシリーズは隅から隅まで、絵を楽しんでいただきたいです。
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2009/06/08
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2009/06/09
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このくまさんシリーズはどれも素晴らしい絵本です。朝起きて、欲張らずにきちんと働いて、気持ちよく疲れて、静かに眠る。幼い子どもから見ても、大人の労働の意味や美しさをまっすぐ素直に感じ取られることができるでしょう。おはなしも短い言葉でわかりやすく可愛らしく、そして何だか知らないけれどワクワクできて楽しいです。他に「パンやのくまさん」「ゆうびんやのくまさん」「うえきやのくまさん」「ぼくじょうのくまさん」があります。