おれは歌だ おれはここを歩く (福音館の単行本)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834002003

感想・レビュー・書評

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  • ネイティブアメリカンたちには文字がない。ここに紹介された詩はすべて口承文学なのだ。詩は彼らにとって、宇宙との伝達の手段、そう実用の道具なのだ。自然や動物、人間を詠った詩はとても美しい。それに添えられた秋野氏の絵がこれまた超絶素晴らしい。芸術作品である。

  • インディアンの口承詩。
    絵の力強さが印象的。

  • 口伝えで受け継がれてきた知恵袋。
    本当はそれぞれの部族の言葉で聴いてみたい。
    アキノイサム氏のダイナミックな絵と共に楽しむ。
    巻末の金関寿夫氏の文章が心に沁み入る。
    生きていくために心の糧となる言葉の数々を残してくれた祖たちを思いながら、秋の夜長にゆっくりページをめくる。

  • 「世界はただ、そういうふうになったいたのだ」

    アメリカインディアンの口承詩。個人の魂の叫びとか、言語美の創造とか、そういったものではなく、どの歌も、宇宙というか、目に見えない何かと交わる手段のように感じた。(23分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #おれは歌だおれはここを歩く #アメリカインディアンの詩 #金関寿夫 #秋野亥左牟 #福音館書店

  • 秋野 亥左牟 (イラスト), 金関 寿夫 (翻訳)

    アメリカ・インディアンの語り伝えた口承詩

  • とある雑誌の中で、経済界の成功者たちの「おすすめの本」を特集していました。殆どが啓発本や指南書、実用書を挙げる中、一人の若いCEOが紹介していたのがこのアメリカ・インディアンの口承詩を集めた絵本でした。言葉に魔力がある世界の、肌がざわざわするような野生味溢れる歌の数々です。人と自然と動物が混然一体となっています。文字を持たず、口伝のみで伝えられた一族の生きる知恵、神への祈りがここにあります。恐ろしく勤勉で勇敢でしたたかな成功者たちの中にも、同じロマンがあるのかもしれません。

  • 絵も詩も素敵

  • アメリカ・インディアンの詩。
    自然への畏敬みたいなものが感じられる。
    挿絵が迫力あってすごい。

  • アメリカ・インディアンと暮らした著者が集めた歌を自ら翻訳した、んじゃなかったっけ。そんな風に紹介されていた気がする。

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著者プロフィール

1918年、島根県松江市生まれ。同志社大学英文科卒。
教歴 同志社大・神戸大・都立大・駒沢大・その他を経て、城西大学女子短大部招聘教授。
著書 『ナヴァホの砂絵』(小沢書店)、『魔法としての言葉-アメリカ・インディアンの口承詩』(思潮社)、『現代芸術のエポック・エロイク』(43回読売文学賞・青土社)など
訳書 G・スタイン『アリス・B・トクラスの自伝』(筑摩書房)、G・スタイン『やさしいボタン』(書肆山田)、ドナルド・キーン『百代の過客』(朝日新聞社)など。

「1995年 『今日は死ぬのにもってこいの日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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