おれは歌だ おれはここを歩く (福音館の単行本)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834002003

感想・レビュー・書評

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  • ネイティブアメリカンたちには文字がない。ここに紹介された詩はすべて口承文学なのだ。詩は彼らにとって、宇宙との伝達の手段、そう実用の道具なのだ。自然や動物、人間を詠った詩はとても美しい。それに添えられた秋野氏の絵がこれまた超絶素晴らしい。芸術作品である。

  • 口伝えで受け継がれてきた知恵袋。
    本当はそれぞれの部族の言葉で聴いてみたい。
    アキノイサム氏のダイナミックな絵と共に楽しむ。
    巻末の金関寿夫氏の文章が心に沁み入る。
    生きていくために心の糧となる言葉の数々を残してくれた祖たちを思いながら、秋の夜長にゆっくりページをめくる。

  • ジャンルは「絵本」とするか「詩集」とするか少々迷うところですが。出会いが近所の絵本カフェだったので。
    これ、かなりインパクトのある絵に、ネイティブアメリカンの伝承詩が書かれているのですが、どちらも添え物ではなく、一体のアート作品としての力がある。この独特の世界観はなんだかすごい。圧倒される…。是非大人にこそ手に取ってほしい本です。(2009/Sep)

  • kokopelli大好きです。

著者プロフィール

1918年、島根県松江市生まれ。同志社大学英文科卒。
教歴 同志社大・神戸大・都立大・駒沢大・その他を経て、城西大学女子短大部招聘教授。
著書 『ナヴァホの砂絵』(小沢書店)、『魔法としての言葉-アメリカ・インディアンの口承詩』(思潮社)、『現代芸術のエポック・エロイク』(43回読売文学賞・青土社)など
訳書 G・スタイン『アリス・B・トクラスの自伝』(筑摩書房)、G・スタイン『やさしいボタン』(書肆山田)、ドナルド・キーン『百代の過客』(朝日新聞社)など。

「1995年 『今日は死ぬのにもってこいの日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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