おれは歌だ おれはここを歩く (福音館の単行本)

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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834002003

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  • 絵も詩も素敵

  • インディアンの詩に、味のある絵がついている。

    魔術的な詩に
    魔術的な絵
    素朴で力づよい
    絵本

    なんでも起こりえる世界に行きたいときに。

     -----------------------------

    その時ことばは、みな魔法のことばで、
    人の頭は、不思議な力をもっていた。
    ぐうぜん口をついて出たことばが
    不思議な結果をおこすことがあった。
    ことばは急に生命をもちだし
    人が望んだことがほんとにおこった──
    したいことを、ただ口に出して言えばよかった。
    なぜそんなことができたのか
    だれにも説明できなかった。
    世界はただ、そういうふうになっていたのだ。

                             書中「魔法のことば」より引用。

著者プロフィール

1918年、島根県松江市生まれ。同志社大学英文科卒。
教歴 同志社大・神戸大・都立大・駒沢大・その他を経て、城西大学女子短大部招聘教授。
著書 『ナヴァホの砂絵』(小沢書店)、『魔法としての言葉-アメリカ・インディアンの口承詩』(思潮社)、『現代芸術のエポック・エロイク』(43回読売文学賞・青土社)など
訳書 G・スタイン『アリス・B・トクラスの自伝』(筑摩書房)、G・スタイン『やさしいボタン』(書肆山田)、ドナルド・キーン『百代の過客』(朝日新聞社)など。

「1995年 『今日は死ぬのにもってこいの日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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