すんだことは すんだこと (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834005066

感想・レビュー・書評

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  • 家にいる主婦が楽ちんだとは限らない。
    威張っていた主人が一日奥さんと仕事を交代したらあら大変!面白おかしいドタバタ劇で、ここまでなる?!と読んでいて笑いが堪えられませんでした。
    表紙の謎な状況の絵の意味がわかります。
    コントみたいでおもしろかった〜!

  • おもしろかった!!WWW

  • 2013.9.24市立図書館
    野良仕事と家事とどちらがたいへん?
    おかみさんが楽しているとおやじさんがいいだして
    夫婦が一日やくわりを交代してみたら、さんざんなことに。
    どうなるかは想像通り。
    でもおやじさんはくよくよしないし、
    おかみさんもからっとしていて、ハッピーエンド。
    ゆかいな昔話に木版画の挿絵がよくあっている。

    おかあさんがよめばほらほらやっぱり、そうよね〜。
    おとうさんがよんだら、どんな感想かな?

  • 『すんだことすんだこと』このフレーズが心地よく、ついつい手にしてしまう本。とぼけた挿絵も笑いを誘います。
    畑仕事に疲れたフリッツルさんが、おかみさんの家事仕事の方が楽そうだと、おかみさんと仕事を取り替えます。予想通り?フリッツルさんは失敗の連続。炒めていたソーセージを犬にくわえられて逃げられたり、その犬を追ったばっかりに、リンゴ酒を地下室いっぱいにしてしまったり、子どもはバターだらけにしてしまうし、ついには自分がスープの鍋の中へ?!
    でもフリッツルさんがすごいのは、大変な楽天家なところ。「まあ、しかたない。すんだことはすんだこと」で、すべてすませてしまうのです。なので最後にはおくさんと仲良く幸せに暮らせます。
    隣の芝が青く見えるのは仕方がない。「すんだことはすんだこと」。素直に謝ったもの勝ちだなぁと爽やかな気持ちになれる一冊です。

  • 外で働くわしの方が、家でのらくらしているお前より大変だ。そんな亭主が1日主夫体験をしての、ドタバタ騒動記。楽しく読めて、子どもたちにも、大事なことをさりげなく伝えられるから、昔話っていいよね。

  • 「畑仕事に疲れたフリッツルさんは家事をやってみたくなり、おかみさんと仕事をとりかえるのですが……。」

    おまえの仕事の方が楽そうだな。いーやいやいやそんなことないっすよ。って話。
    ボヘミアの昔話。

  • 海外で暮らす子どもにはあまり見聞きしない言葉があったけど、おやじさんのドタバタ劇を笑いながら聞いていた。

  • 予想をはるかに上回るはちゃめちゃ。「すんだことはすんだこと」ではすまない展開に。自分だけが大変だと思うなよと。でもおかみさんはだんなさんのことを「すんだことはすんだこと」で許しちゃうんだろうな。懐の大きさ、周りの人の気遣いや働きぶりに敬意を。

  • 人の仕事は楽にみえて、自分か一番たいへんな事をしていると思いがちだね~

  • 佐々木マキさん、絵じゃなくて訳だったんですねぇ。ちゃんと笑いを誘って
    語り口調が楽しい。語りを聞いて借りたのですが、なかなかです。

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著者プロフィール

1893年アメリカ合衆国ミネソタ州に生まれる。絵を描くことを職にしていた父の跡を継いで10代から仕事をはじめ、版画家・絵本作家として活躍。版画作品はアメリカやヨーロッパの美術館収められている。主な作品に『100まんびきのねこ』『すんだことはすんだこと』『しらゆきひめと七人の小人たち』(以上福音館書店)『へんなどうつぶ』(瑞雲舎)『スニッピーとスナッピー』(あすなろ書房)『グリムのむかしばなしⅠ・Ⅱ』(のら書店)がある。他に絵本『The ABC Bunny』、青春時代の日記『ワンダ・ガアグ 若き日の痛みと輝き』(こぐま社)など。1946年、逝去。

「2019年 『ワンダ・ガアグ グリムのゆかいなおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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