はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー (世界傑作絵本シリーズ)
- 福音館書店 (1978年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834005097
感想・レビュー・書評
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ケイティはジオポリスのトラクターです。冬は除雪車になります。
大雪の降った日、雪に埋もれた街を動けるのはケイティだけ。
火事や病人や助けが必要な時にケイティが進みます。「よろしい、私についていらっしゃい!」ケイティは働きます。どんなに疲れたって仕事を投げ出しません、投げ出すものですか。
そして一日中働き街中の道を通して仕事を追えて、やっと休みます。
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自分の存在意義は働くこと!と一心不乱な機械ががんばる姿は本当にかっこいい。
迷ったり足引っ張ったりの会社勤め生活では、こういう裏表ないまっすぐさは純粋に羨ましいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大雪でひどい目にあった記念に読んだのですが、思わぬ良い出会いになりました。はたらく大人の心にしみわたる、お仕事絵本。こどもももちろん楽しめます。のりものが大活躍するおはなしが大好きな子は、特に。
大雪にふりこめられた町を、けいてぃが次々と助けていきます。タイトルに『じょせつしゃ』とありますが、夏場はブルドーザーをつけて道を修理する仕事をしています。夏でも冬でも、けいてぃは仕事をするのが大好き。誇りを持って困っている街の人たちを救っていきます。どのシーンも絵が素晴らしくて、町が次々と復旧していく姿に「次はどこだ?」とけいてぃのような気持ちで、ワクワクしながらページをめくっていました。
社会人の心に刺さりそう、と思ったのは飛行機を助けているシーン。けいてぃに勇気をもらいました。
作者はバージニア・リー・バートン。ページの隅々までたっぷりと遊び心に満ちた絵が描かれていて、舞台であるじぇおぽりすの町の様子がよくわかります。カラフルな家並みが可愛くて、どのページもじっくり心ゆくまで眺めて楽しみたい!
このお話、雨が雪に変わり、雪はすごい勢いで降り積り、除雪が追いつかず、道が埋まり、運輸・病院・公共サービスがストップ、電線も切れる……などの事件が起こるのですが、今回の大雪を経験して、リアルだなあと変なところで感心してしまいました。 -
4歳 図書館本
絵が可愛い。
絵本の周りの絵もじっくり見たくなる。
何度もリピートして読める絵本。
今回は1回しか読めなかったけど、冬の間にもう一度借りたい。 -
2017.1.23
雪で何もかも真っ白になってしまった後にひとり登場する真っ赤なけいてぃーに感動。「ちゃっ!ちゃっ!ちゃっ!」がけいてぃーの頼もしさと誠実さを表してる。絵がものすごい細かく書き込まれていて、こりゃ全部読み込むのはなかなか大変だ。字が読めるようになってからも自分でめいっぱい楽しめる。乗り物好きな男の子はきっと大好きになる。 -
インスタの本屋さんだったかな、紹介で気になって図書館にて拝借。けいてぃーが、地味にえらすぎるの。大雪なのにあたたかくなる絵本。
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2歳7ヵ月
絵の書き込み具合が魅力的!
親子で丹念に全体図とアップの絵を比較する。
むすこは
「ついてらっしゃい」の
「らっしゃい」という語尾が気になる様子。
日常会話ではあんまり出会わないもんね。 -
次女が2歳の時、読み終わった後、無言でお父さんに抱きついていました。初めて「感動」を味わったかな?
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息子がいちばん大好きだったこの絵本は、
高校生になった今も変わらないそうです。
大雪のなか、大活躍をする、除雪車けいてぃー。
小さなけいてぃーが、町中いたるところへやってきてくれます。
それはそれはすばらしい働きぶりです。
読んでいるうちに、なんだか、こみ上げてくるものが。
そして、「おつかれさま」と思わず言いたくなってしまう。
最後の町の絵は圧巻です。 -
2008/9/16
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主人公:けいてぃー
舞台となる年代・地域:アメリカ 少し昔
主題:
対象年齢:幼児〜低学年
文章:
挿絵について:
内容:トラクターけいてぃの仕事ぶり
ある日大雪が降って、街は雪に埋もれてしまったが。。
特記:知識絵本でもある
魅力的な点:デザインや構図がオシャレ。。書き込みが細かい、かこさとしにも通ずる書き込みと観察者の目、絵探し的にも子供が好きそう。読み聞かせにはちょっと絵が細かくて適してない??