はじめてのキャンプ (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834009729

感想・レビュー・書評

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  • 読んだあとキャンプ、やってみたくなり、実現しました。
    実際やってみたら…キャンプ場が夜遅くまで大騒ぎで、寝不足に…(^_^;)

  • 大きい子限定でキャンプへ行く予定のところ、ちっちゃい子のなほちゃんも強烈なアピールで参加することに。
    ちっちゃい子でも頑張れることと成長していることを証明する条件で飛び込みましたが、楽しいことだけでなく大変な作業の連続です。
    そして夜のトイレは一人でできるのでしょうか…怖いですよね。
    キャンプを題材にした成長物語です。

  • 「ちっちゃい子」から「大きい子」への道を自分で一歩一歩進む女の子のお話。
    大人の「ともこおばさん」も、ちっちゃい なほ と”お友達”だったり、子どもたちのキャンプ引率をしたり、きちんと子供と同等で見守ったり自立の手助けしている感じが良いですね。
     対象:低学年
     読み聞かせる時間:10分弱



    なほちゃんはちっちゃいおんなのこです。
    おとなりのともこおばさんが、おおきい子たちをキャンプに連れてゆくと聞いたなほちゃんは、「わたしもいく!」と言います。
    でも大きい子たちは「ちっちゃい子はだめ」っていいます。「だってちっちゃい子は、重い荷物を持てないし、すぐ泣くし、暗いところを怖がるし、ひとりでおしっこにいけないからだめ」
    だからなほちゃんは「わたし、重い荷物持って歩けるし、絶対泣かないし、暗くなっても怖がらないし、よる一人でおしっこに行ける!」と言いました。
    ともこおばさんは「じゃあなほちゃんも連れていきますよ」って言ってくれたんです。
    キャンプでは、荷物も多いし、川に落ちちゃうし、夜は真っ暗です。
    でもなほちゃんは重くても怖くてもがんばったんです。夜にはたった一人で流れ星をみました。
    だから朝になって自信を持って言えました。「わたし、おおきいこのように、ちゃんとキャンプできたよ!」

  • こどもも聞き入っていました。
    なんたって、絵がかわいいです!
    何回かキャンプには行っていますが、森林の冒険に夢中な年頃です。
    こどもたちだけで協力しあって寝床作って、ごはん作って、ってやったことないよな…と思いました。
    読み終わってから「この子たち何歳なんだろう…」とつぶやいていました笑
    お?と思った1冊です!

  • とにかく絵が素敵。
    シンプルなイラストと、主に黄色を基調としたシンプルな色遣いがとてもかわいい。暗闇の中で火をつけるシーンなど、ドキッとするような一瞬をとらえている。
    星空を見たら白い恋人のパッケージを思い出した!

  • 絵本から物語の本に移行する時期の低学年にちょうどいいです。ドキドキして、ホッとして、達成感もあり、こういう本と沢山であって欲しいです。

  • 本を歌にしてよく歌ってた。今でも歌える。

  • なほちゃんがやりたいと思ったことを甘えずに責任を持ってやりきる。そんな成長の姿が微笑ましい。
    大きい子に負けじと大きな枝を引きずってくる必死なところは思わず笑ってしまいます。
    やっぱり子どもが成長するときって、やりたくて自発的に動いた時なのかな、としみじみ思いました。
    夜中にトイレに行きたいというなほちゃんを、敢えて寝たふりでヘルプをしないおばさん。自分でやってみる、挑戦するという経験を奪わずできたことをしっかり褒める。素晴らしい対応です。
    絵も可愛らしく、かわいいなほちゃんを応援したくなる絵本です。

  • 小学校低学年の娘とよく読んだ。
    読んでもらう方はドキドキするのだろう。
    児童書だけど、当時幼稚園児の息子もジッと聞いていた。

  • 「絵本もいいけど、そろそろ長めのお話を読める(聞ける)ようになってほしいな~」と思った時に。
    はじめての児童書にぴったりの1冊。

    小さい子にとってのドキドキや憧れや悔しさ、恐怖心や達成感が親しみやすく丁寧に描かれているので、4歳くらいでも集中してしっかり聞くことができる。

    文章が易しく、テンポ感が大変良いので、ページ数のわりに読み聞かせの負担感が少ない。

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著者プロフィール

林明子

「2013年 『文庫版 魔女の宅急便 全6冊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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