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- Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834010466
感想・レビュー・書評
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数日前に読了。というか、再読になるのかしら?かつて読んだものの再版(未改訂)。
たぶん初読は中学の頃なのだけど、いま読むと、けっこう正夫を意識するなぁと思う。中学の頃は、もう少し透明なナレーターな気がしていたような。そして真理子の葛藤シーンをすっかり忘れていたことにやや衝撃を受ける。ラストシーンばかりを衝撃的に覚えていたのだけど、途中はそんな話だったか。
人の記憶はあてにならないな、と思うことしきり。 -
実家の懐かしい本を再読しよう第三弾。
前のレビューで紹介した「ふるさとは、夏」の作者が書いた高学年用童話。とはいえ、こちらは前作よりもだいぶ大人向き。むしろ子供の心を忘れかけた大学生頃に読むと、ハッとさせられるかも。
心理学を学んでいる大学生の主人公が、ある村の登校拒否の子供らのカウンセラーをすることになる。彼らは互いに共通点がないものの、登校拒否の理由には大人には話せない共通した原因があるという。
その原因には、その村特有のタブーの存在や夜への恐怖が関係し・・・
子供たちがタブーを克服するための冒険ファンタジーでありつつも、かすかにホラー、心理学と政治が少々、盛りだくさんの童話だ。
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